3Dでセル画に近い形で表現が可能!セルルックCGアニメの魅力とは

セルルックCGアニメの魅力

現在、海外のアニメの多くがCGメインで作られています。海外のアニメで手描きの作品が登場すれば、珍しいと感じる方も多いでしょう。一方、日本のアニメの主流は今でも手描きの作品が多くあります。一方で、手描き(2D)と3DCGを融合した技術を目にする機会も増えているのではないでしょうか。

そこで今回は、日本独自の技術である「セルルックCGアニメ」の魅力についてご紹介します。

セルルックCGアニメとは?

セルルックは「セル画のような」という意味で、平たくいうと3DCGを用いて手描き(2Dのセル画)で描いたような映像を制作する技術です。

従来の手描きアニメは、セル画で描かれた画を何枚も連続させることで動きを生み出しています。一方、セルルックはセル画で描いたような2Dの画に見えますが、実際はコンピューター上でモデリングした3Dの人形を操ることで、2Dのような動きを表現する仕組みです。

アメリカを始め、諸外国が3DCGを取り入れた作品を制作している中、こちらの手描き風CGは日本独特の技術であり、まさに手描きアニメへのこだわりや良さを理解している日本ならではの手法といえます。

どのような表現ができるのか?

どのような表現ができるか国内のアニメで人間のキャラクターを手描きで制作する理由は、多くの場合が人間の独特な造詣を3DCGで表現することが難しかったためではないでしょうか。

セルルックCGにおいて最も顕著なものが「美少女キャラ」ですが、顔に凹凸がなく目が非常に大きな美少女キャラを3DCG化すると、非常に不自然に見えていました。さらに、3GCGはキャラの動きが滑らかすぎることもあり、セルアニメに慣れたファンから違和感を持たれることもあったのです。

セルルックが注目されるきっかけの1つが、とあるアニメ作品でセルアニメのような造詣の3DCGの美少女キャラが自然に動く姿を描き、3DCGならでのダイナミックな演出をしたことにあります。さらに、セルアニメの作法を踏襲した「動きすぎない画」を混ぜることで、違和感のない自然な美少女を描くことに成功したのです。

つまりセルルックCGアニメは、手描き(2D)による繊細さや、発想次第でいかようにも表すことができる表現力に加え、3DCGの滑らかさやダイナミックな動きという、お互いの良いところを合わせた多彩な表現ができる技術になります。

どのような活用方法ができるのか?

どのような活用方法ができるか現在アニメ業界では、動画1枚数百円でフリーのアニメーターが個人で請け負う、歩合制が伝統的に続いています。アニメーターという職業は、業界的に長時間労働に反して低賃金労働となり、場合によっては作画の遅れによる放送延期など、さまざまな問題を抱えていました。

しかし、このセルルックCGが普及することで、アニメーターが抱える問題の解決策につながる可能性があるのです。

労働環境面でセルルックを活用するなら、最初に3DCGのモデリングを組むことに初期費用が掛かるものの、一度モデリングが完成すればそれらを使いまわすことができます。また、CG制作は基本的に毎日の積み上げ作業であることから進捗(しんちょく)管理もしやすく、仕事量も平準化されます。そのため、フリーのアニメーターへの外注ではなく、スタジオで請け負うことで、社員を月給制で雇うことも可能でしょう。さらに、CG化によりデータを蓄積することができるため、他メディアへの展開や、マーチャンダイジング、アニメの続編制作にも活用することができるという特徴もあります。

おわりに

今回はセルルックCGアニメについてご紹介しました。

セルルックCGの技術は、従来のアニメを超える表現方法が可能になるだけではなく、アニメ業界の環境を大きく改善していく可能性を持つ技術です。現在、アニメ制作に関わる方、もしくは制作をご検討されている方は、セルルックCGアニメを活用してはいかがでしょうか。

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