プロモーション動画は実写とアニメどちらが効果的?メリット・デメリットを解説

自社の商品やサービスを効率よく宣伝したいと考える担当者は多いのではないでしょうか。
近年では、多くの方が動画サイトや動画を掲載できるSNSを利用していることからプロモーション動画の制作が行われています。動画を作る際、実写とアニメどちらで作るべきか悩むこともあるでしょう。
そこでこの記事では、実写とアニメどちらがプロモーションに効果的なのか、それぞれのメリット・デメリットと一緒にご紹介します。

目次

プロモーション動画とは

プロモーション動画とは、商品・サービスの販売促進や企業の認知拡大などを目的としている動画を指します。
商品やサービス、企業の特徴などを動画で紹介することで購買意欲を高めることができ、動画を見た方に企業名や商品名、サービス名などを覚えてもらえる効果に期待ができます。

  • プロモーション動画の種類

動画の種類は、実写動画アニメーション動画の2種類があります。
実写動画とは、実在するものや人物を写した動画のこと。実際の雰囲気やリアルな人の表情を映し出すことができます。

一方アニメーション動画は、実際にはないものを表現することが可能です。手書きまたはパソコンのソフトによって作り出され、存在しないキャラクターや世界観を表現することができます。

アニメーション動画と実写動画の違いは、この実在するものを撮影するかどうかにあります。

実写動画のメリット・デメリット

まずは、実写動画の特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

  • 実写動画の特徴

実写動画は、カメラ撮影を行って動画を制作するため、ドラマ形式やドキュメンタリー形式の動画などストーリー性のある動画を作ることが可能です。
実在の人やもの、空間の魅力を視聴者にリアルに届けることができるため、商品を紹介する動画であれば実際の使い方を収めることができます。

実写動画のメリット

実写動画には、実写ならではのメリットがあります。

生の声や表情を届けることができる

実写の場合、生の声や表情を届けることが可能です。視聴者を惹きつけ、視聴者の共感を得やすいというメリットがあります。
例えば、採用動画であれば実際に働いている従業員の様子を映し出し、社内の雰囲気をリアルに伝えることが可能です。

商品の質感や場所の雰囲気などリアルを伝えられる

視聴者にリアルの雰囲気を伝えることができるのも、実写ならではのメリットといえるでしょう。実写では、商品のイメージや特徴などをそのまま伝えられます。
例えば、宣伝したい商品が実際に役立つ場面、必要な場面を映像にすることで、商品の良さや使い方をわかりやすく伝えることができます。

実写動画のデメリット

実写動画には、商品の質感、場所の雰囲気、声や表情を届けることができますが、デメリットも存在します。そのため、デメリットを把握した上で動画制作を行う必要があります。

制作費用がかさみやすい

実写動画は、機材にかかる費用や人件費などが発生します。撮影場所を確保するための費用や宿泊が必要であればその費用など、内容にこだわればこだわるほど、制作費がかさみます。
撮影にかかる時間が多ければ多いほど、予算がかかることを把握しておきましょう。

野外撮影は天候に左右されやすくスケジュールが思い通りにならないことも

野外で撮影する場合は、スケジュールが天候に左右されることもあります。撮影当日、晴れ予報でも急に雨が降ってくることも考えられるため、撮影が延期になることもあります。そのため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。

撮影後の修正が困難

撮影後の修正は、困難です。もう少し商品を映して欲しいなどの修正は、撮影当日にできるだけ行うことが大切です。
後日の修正・内容変更は、再びキャスティングしたりスケジュールを組み直したりしなければならないため、追加費用がかかることも。事前に入念な打ち合わせをしたり、シナリオをしっかりと作ったりして動画内容にミスマッチが起こらないよう対処しておきましょう。

実写動画の活用シーン

リアルが伝わりやすい実写は、新卒採用動画や商品紹介動画、イベント動画などに活用されるケースが多いです。
新卒採用動画であれば、実際の社員の表情や職場の雰囲気を感じられやすく、応募者は働くイメージを持ちやすくなります。商品動画であれば、商品の質感や使い方などを把握でき、イベント動画ではイベントの様子をありのままに捉えることができます。
その場にいない人にもリアルな雰囲気を共有できるのは、やはり実写動画だからこそ、といえるでしょう。

アニメーション動画のメリット・デメリット

次に、アニメーション動画の特徴や、メリット・デメリットについて見ていきましょう。

  • アニメーション動画の特徴

アニメーション動画は、実写では表現できないものをビジュアル化できる特徴があります。架空のキャラクターを使って表現したり、空を飛んだり壁を歩いたりなど、実写ではできないことを可能にしてくれます。

アニメーション動画のメリット

アニメーション動画にもさまざまなメリットがあります。

  • テキストなどでは伝わりにくいメッセージをわかりやすく表現できる

アニメーションは、1からイラストやデザインを制作して作っていくため、現実では表現できないものを動画にすることができます。
例えば、実写では映すことができないシステムの構造やサービス内容などを、モーショングラフィックや3DCGなどで表現が可能です。テキストや口頭での説明、写真では伝えられない部分を伝えられるのはアニメーション動画のメリットです。

  • 修正や量産がしやすい

テンプレートとなるアニメーション動画を作ることで、それをベースにいくつかのパターンの動画を作ることが可能です。そのため、動画を複数量産することもできます。また、実写に比べ修正もしやすいため、内容に変更があった場合もすぐに修正対応することができます。

アニメーション動画のデメリット

アニメーション動画のデメリットも見ていきましょう。

  • 正確な雰囲気や空気感が伝わりにくい

リアルな感覚がなくなるため、社内の雰囲気を伝えたいなど、その場の雰囲気を伝えたい場合は、アニメーション動画では不向きです。

  • 視聴者が感情移入、共感しにくい

細かくストーリーを作る場合は感情移入しやすいですが、企業用動画であればそこまでこだわって作ることは困難です。また、現実にないものが描かれていたり、実写ではなくイラストが使われていたりすることから、自分ごととして捉えにくく感情移入しにくいこともあるでしょう。

  • 表現技法によっては実写より時間やコストがかかることもある

アニメーションも、表現技法によっては時間やコストがかかる場合があります。動画の時間が長くなればなるほど、その分作業時間も増え、費用が発生します。

  • アニメーション動画の活用シーン

システム構造やサービスのデータ情報といった一言での説明が難しいツールやサービス、実写での撮影が難しい商品の内部構造などを紹介するときに、アニメーション動画が向いています。
言語や数字だけでは伝わりにくいものを図やグラフで表現することで必要な情報が絞られ、視聴者の理解を深めやすくなります。

商材や対象によって実写・アニメを使い分けよう

プロモーション動画は、訴求したい商品やサービスによって実写かアニメかを使い分けるようにしましょう。

実写が向いているプロモーション

実写動画は、製品や店舗型のサービスの広告に向いています。デザインや機能の良さ、そのものの美しさなど見せることで直接良さが伝わる商品やサービスなどが当てはまります。 他にも、旅行プラン、観光情報の紹介、イベント、フェスなども、実写でこそ美しさや良さを伝えることができます。
ターゲット層が明確な場合も実写のほうが共感されやすい特徴があります。そのため、動画内で起用する俳優は、ペルソナに近い方をキャスティングすることで視聴者は感情移入しやすくなるでしょう。

企業ブランディングや採用、研修などを目的としたプロモーションとして利用する場合は、社内の様子や顧客の声などを実写で紹介することで信頼性が増します。

アニメが向いているプロモーション

アニメが向いているプロモーション動画は、幅広いユーザーを対象とする商材・サービスで、ターゲット層をあまり限定しないものです。そして、製品の仕組みや構造といった実写では移せない、形のない商材などを分かりやすく伝えたい時に向いています。

  • 実写とアニメを組み合わせることもできる

実写とアニメを組み合わせて、プロモーション動画を作ることも可能です。
例えば、軸となるストーリーは実写、システムや機能、データの紹介はアニメーションで伝えるといった構成にすると説得力のある動画になるでしょう。
実写とアニメを組み合わせることで、よりインパクトのある動画を作ることができます。

実写・アニメのプロモーション動画制作ならジーアングルへ

プロモーション動画の制作は、シチュエーションや対象に合わせて実写かアニメかを決めることが大切です。実写やアニメどちらが良いのか悩んだときは、適切な方を提案してくれるプロに相談するのがおすすめ。

ジーアングルでは、実写とアニメのプロモーション動画の制作を承っています。
もし、実写とアニメで迷っている場合は、お気軽にご相談ください。制作動画のヒアリングを行い、適切なプロモーション動画の提案をさせていただきます。

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おわりに

今回は、実写とアニメどちらがプロモーションに効果的なのか、それぞれのメリット・デメリットと一緒にご紹介しました。
プロモーション動画は、「何を紹介したいのか」によって実写にするかアニメにするかが決まります。採用動画を作りたいのであれば、実際の業務内容やオフィスの雰囲気を伝えるため、実写動画が好ましく、製品構造を伝える動画を作りたいのであればアニメーション動画が良いといえるでしょう。対象となるものによって適切に動画制作を行うことが大切です。

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