なぜ企業PRに「アニメ」を?実際に作った会社の社長に聞いてみた。

こんにちは!ジーアングルの営業担当、森でございます。

みなさんご存知の通り、商品や企業の広告に「アニメーション映像」が利用されるケースが急増しています。
つい先日も、新海誠監督が手がける大成建設さんの新作アニメCMが公開され、話題になったばかりです。

大成建設CM:「シンガポール」篇

今回は実際にジーアングルにアニメーション制作をご依頼頂いた、新潟にある株式会社共栄鍛工所の齊藤栄太郎社長にインタビューを行い、「なんでアニメで広告を作ろうと思ったのか?」「実際のところ費用に見合う効果はあったのか?」という、気になるテーマをざっくばらんにお話し頂きました!

齊藤社長のプロフィール

齊藤栄太郎(さいとう えいたろう)
昭和49年7月3日生まれ
Judson School Paradise Valley, Arizona USA 卒業
Mount Ida College Bachelor Business of Administration ·Newton Massachusetts USA 卒業
東京管材株式会社、株式会社ダイフクアメリカでの勤務を経て、株式会社共栄鍛工所へ入社。
平成29年04月 三代目社長に就任。

趣味:子育て、武術・ボクシングトレーナー及び観戦、スキー、ジェットスキー、アニメ&ゾンビ映画鑑賞。

会社の説明昭和5年4月設立。モノづくりのまち・新潟県三条市に根を張りながら世界のステージで活躍する鍛工所。
農機具部品では世界シェアナンバーワン、また自動車工場には欠かせないコンベアチェーンでも国内トップのシェアを誇る。
鍛造品ならではの高い強度はそのままに、複雑な形状にも対応する確かな技術力が強み。


なぜ広告宣伝に「アニメ」という選択を?

ーーそもそも、なぜ「アニメ」でCMを作ろうと思われたんですか?

やはり”アニメは記憶に残る”と思ったところが大きいですね。
大成建設さんとかペプシさんもアニメでCM作ってますよね。ああいった作品はすごく記憶に残っているなという自分の経験と、アニメの方が実物よりも”キレイに見せられる”というところも大きかったんです。
大成建設さんの作品を拝見しても、登場人物がみなさん美男美女で、きれいなイメージがありますよね。
本当の現場はもっとごついお兄さんやおじさんが多いんでしょうけど、私たちも”イメージを変えたい”というか、今までと違う層の方に会社を知ってもらいたいという思いもあって、アニメ制作を依頼することに決めました。

ーー今回の制作でこだわった点はどういったところですか?

とにかく会社の名前を知ってもらうことを目標に据えていましたね。うちの会社が何をしているかは一旦置いておいて、とにかく知名度を上げるためにはどうしようかと考えたときに、やっぱりインパクトの強い映像が必要だと思いまして、ロボットを出したらどうかなと。
すでに世に出ているような万人受けする作品よりも、二番煎じにならないで、話題になるものを作りたかったんです。
なのである程度イメージをお伝えした上で、「戦闘機でも、ロボットでも、モビ◯スーツでも、何をやってもいいよ」とお伝えして出来上がったのが今回の作品です。

(株)共栄鍛工所 新作CM45秒フルバージョン

こちらが完成した共栄鍛工所のアニメCM。ジーアングルが制作させていただきました。
ネットメディアでも取り上げられ、2018年11月現在で再生回数40000回突破。
地元テレビ局が取材に訪れるなど話題を呼んでいるそうです!

うちの会社の事業内容は物語風にしても、45秒では伝わらないだろうと思いまして。
どれだけ美しい映像で”ウチの会社の機械はこうものを作っているんですよ”というシーンを描いても、誰の記憶にも残らないのでは意味がない。なので物語性は重視しませんでした。
小さい頃から何度も見ていて、大人になっても”あのCMみたことある!”って言われるようなものになっくれたら嬉しいですね。

社員に内緒で制作!?完成したアニメCMへの反響

ーー今回の作品はTwitterなどで話題になってますが、反響はどうですか??

結構いろいろな方から”CMみましたよ〜”ってご連絡をいただいております。
実は放送された時点では、うちの会社の幹部もアニメを作っている事実を知らなくてですね。
知り合いから連絡がいったらしいんですが、「なんのことだ?」ってなったそうですよ(笑)。
その流れで「実はみんなに黙ってたんだけど、アニメ作ったんだよ」という報告をしたんですが、制作中は反対されるとまずいな〜と思って黙ってました(笑)。

ーーえ、じゃあ齊藤さんの一存で制作進めちゃったんですか??

そうそう、ほぼ一存でしたね。一応、役員会にはかけましたけど。
結果的にバズってるのでまあOKかなと(笑)。

ーーちなみにもう採用関係といいますか、キャリアフォーラムなどではお披露目しているんですか?

今回はキャリアフォーラムに間に合わなかったので、お披露目はまだですね。
来年のキャリアフォーラムではブース内で放送予定です!
ただ、すでに面白い募集は来ていまして、うちは鍛工業ですけどアニメ制作の学校を出た人が面接に来てたりするんですよ。
面白いことをやってくれる会社だなって思っていただけているのは嬉しいですね。

正直気になる費用対効果

ーー今回のアニメ制作費は、今年度の予算組みの時点で想定されていたんですか?

予算組み時点ではアニメを制作するなんて考えてもいなかったので、もちろん予算の中には入っていませんでした。
ただ今年は、おかげさまで業績も伸びていたので、思い切ってやってみようと。

ーー費用をかけた分に値する効果などは実感としてありますか?

費用対効果を数値でお伝えするのはやはり難しいですが、動画の再生数が公開2ヶ月で4万回を超えていたり、地元のメディアに取り上げていただいたり、知名度を上げるという目的に対しては効果があったと思いますね。
来年のキャリアフォーラムに出展してみて、たくさんの企業が出展されている中でどれだけ足を止めて興味を持ってもらえるかで、また効果を測りたいです。
先行してCMで放送したことによって”見たことある!”って立ち止まってくれる学生が増えると嬉しいですね。

ーー数値的な部分での効果はやはり計測が難しい部分かと思いますが、次回作などは検討されていらっしゃいますか?

評判がとてもいいので、ぜひ続編はやりたいですね。
45秒×3話構成で今度は少しストーリー性をもたせるのもアリかな、なんて思ってます。
アニメの魅力を増すのには、やっぱり声優さんの声は切っても切れないですから、次回作にはぜひ有名な方にご協力いただいたいですね。
次◯大介役のあの方だとか、赤いモビ◯スーツを操縦するあの方だとか……(笑)。

今回もとてもクオリティの高い作品に仕上げて頂いたので、次回作はカンヌからもお声がかかるようなインパクトのある作品を作りたいですね。

実際に作ってみたからこそ伝えられるメッセージ

ーー実際にアニメを制作してみて、いかがでしたか?

制作期間が非常に短い中で、これだけのクオリティの作品ができたのは本当によかったです。
アニメ制作に興味があって迷っている社長さんたちは、迷っているならやったほうがいいと思いますね。

自分の作りたいものをつくって、叩かれるか叩かれないかは社長次第ですから(笑)。
コストパフォーマンスだけを求めるのであれば、やらないほうがいいでしょうけれど、後悔したくなければやったほうがいい。
完成した作品はずっと残りますからね。

ーーちなみに斎藤さん、後悔は……??

いや〜、全然してませんよ!!
やってやった!って感じですね。もっともっと作品を残していきたいと思っています。
まあその際には4月の新クール制作が終わったタイミングにしてね、なんて御社にいわれそうですけどね(笑)。

ーーいえいえ!ぜひ今回に負けないクオリティの新作を生み出しましょう!今日はありがとうございました!!


まとめ

少子化、東京への人口集中などで、今後も深刻な人材不足が続いていくことが予想されています。
「企業ブランディング×アニメ」がどれほどの効果を発揮するかはまだ未知数ですが、小さい頃からアニメに慣れ親しんだ世代とアニメの親和性は高いはずなので、今後のプロモーションの選択肢の一つに「アニメ」はいかがでしょうか。
共栄鍛工所の次回CMにもこうご期待!!