こんにちは!
幅広い制作領域を武器に「新たな驚きと感動を作る」制作会社ジーアングル ブログ編集部です。
VTuberのモデル制作やアプリゲームの2Dモーションで使われているツール「Live2D」。
「Live2Dを使うとイラストを動かせる」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんなLive2Dですが、VTuber等のキャラクターを動かす場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、Live2Dでのモデル制作の流れや制作依頼時の費用相場についてご紹介します!
Live2Dとは

Live2Dとは、株式会社Live2Dが開発した、イラストに立体的な動きをつけられるソフトのことです。
2Dイラストを可動範囲に合わせてパーツ分けして動きをつけるため、元イラストのテイストそのまま立体的な表現をできるのが特徴。
VTuber活動で使われるツールのほとんどがLive2Dに対応していることもあって、昨今「イラストを動かしたいならLive2D」というほど認知度の高いツールとなっています。
VTuberのモデル制作で使われるイメージが強いかもしれませんが、3DCGモデルと比べて低コストであることからアプリゲームのキャラクター待機モーション等、ゲーム開発シーンでも広く使用されているソフトなのです。
Live2Dを使ってVtuberキャラクターを動かすには
ではどのようにして、Live2D最大の特徴ともいえる「2Dイラストの雰囲気を保ったまま動きをつける」ことができるのでしょうか。
Live2Dでキャラクターを動かすには、大きく3つの工程があります。
1. イラストの作成・パーツ分け

動かしたいキャラクターのイラストが必要になるため、まずはイラストを用意します。
Live2Dでキャラクターを動かすには、必ず「パーツ分け」がされたイラストを用意しましょう。
特にVTuber活動で使用するイラストの場合は、モーションキャプチャーおよび顔認識ソフトを想定し、正面を向いたイラストが必要です。
パーツ分けとは、髪の毛・顔・体・装飾品などキャラクターを構成するパーツを分けることです。
髪の毛先、服の袖や瞳のハイライトなど、細かく分けるほど繊細な動きを作ることが可能です。
すでに作成済みのイラストからパーツ分けを行うこともできますが、かなりの手間がかかるためおすすめしません。
パーツ分けを想定していないイラストからパーツを分けていく場合、可動域に応じた加筆などで一から描き直し→プラス料金がかかってしまうこともあります。
イラストとLive2Dモデル制作を別で依頼する際は、「Live2Dで動かす予定」といった共有を事前にしておきましょう。
2. モデリング

作りたい動きに合わせてイラストに動きを与える工程です。
Live2Dでは分けたパーツそれぞれにパラメータ設定を行い、パーツごとの可動範囲を決めていきます。
ここで設定したパラメータ次第で今後の動きが変わる、重要な工程といえます。
3. モーション作成
モデリングで設定した可動範囲を元に、まばたき、髪の揺れ、笑った時の予備動作から全体の動きなどを作る最終工程です。
モーションを作ってみてパーツごとの動きが大きすぎる・小さすぎるなどがあれば、モデリングを調整し仕上げていきます。
Live2Dの制作にかかる費用相場

Live2Dの制作を依頼する場合、依頼先によってはイラスト制作~モデル制作全般まで一括して依頼できる場合と、イラストまたはパーツ分けのみ対応、モデリングのみ対応のように、対応できる範囲が決まっている場合があります。
また、依頼する相手が個人クリエイターなのか制作会社なのかによっても、対応範囲や費用が異なります。
まずは、工程ごとの相場から見ていきましょう。
イラスト制作(パーツ分け込み)の費用相場
- 制作会社の場合
制作会社にパーツ分け込みのイラスト制作を依頼した場合の費用相場は、大体16~20万円です。 - 個人クリエイターの場合
個人クリエイターに依頼する場合は、パーツ分け込みで3~5万円が相場です。
モデリングの費用相場
- 制作会社の場合
モデリングを制作会社に依頼した場合、20万円~が費用相場となります。 - 個人クリエイターの場合
モデリングを個人クリエイターに依頼した場合の費用相場は、1~5万円です。
モーション作成の費用相場
- 制作会社の場合
オプションとして、動作をプラスできるケースがほとんどです。
オプションの場合、1つのモーションにつき5,000円~が相場です。 - 個人クリエイターの場合
個人クリエイターも同様にモーションはオプションとなるケースが多いです。
1つのアニメーションにつき、5,000円~1万円程度が相場となります。
次に、一括して依頼した場合の相場を紹介します。
イラスト制作~モーション作成まで一括して依頼する場合
- 制作会社の場合
制作会社の場合、一括して依頼すると30~40万円程度かかります。 - 個人クリエイターの場合
個人クリエイターに依頼する場合は、10~15万円が相場です。
Live2Dの依頼相場まとめ
Live2Dの依頼相場を下記の表にまとめました。
制作会社 | 個人クリエイター | |
イラスト(パーツ分け) | 16~20万円 | 3~5万円 |
モデリング | 20万円~ | 1~5万 |
モーション | 5000円~ | 5000円~1万円 |
イラスト~モーションまで一括作成 | 30~40万円 | 30~40万円 |
Live2D制作は個人クリエイター・制作会社どっちがお得?

Live2D制作は、主な依頼先として制作会社と個人クリエイターの2つの選択肢があります。では、どちらに依頼するのが良いのでしょうか。
ここでは、制作会社と個人クリエイターのそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
制作会社に依頼するメリット・デメリット
メリット |
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また、イラスト制作からモーションまで一括して依頼できることが多いのがメリットです。 権利関係の取り決めなどもきちんとされるため、トラブルに発展するリスクも少ないといえます。 | ノウハウがあるため、イラストなどの高いクオリティーのVtuberを作ってもらうことができます。
デメリット |
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制作会社は、権利関係の取り決めなどがきちんと行われるため、特にビジネス用途で利用するのがおすすめです。 | 個人クリエイターと比較するとかなりコストがかかる面がデメリットです。
個人クリエイターに依頼するメリット・デメリット
メリット |
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個人クリエイターは、制作会社よりも、コストが低めに設定されていることがほとんどです。 少しでもコストを抑えたいなら、個人クリエイターへの依頼が良いでしょう。 クオリティーの高いクリエイターや実績の多いクリエイターも多く存在しています。 |
デメリット |
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修正対応ができないというケースもあるかもしれません。 また、進行のしかたやクオリティーはクリエイターによって異なるため、自分の希望とマッチしているかを確認する必要があります。 作成したイラストの著作権や、情報漏えいなどのリスクもあるため、依頼前に契約書を交わすなどの対策も必要です。 | 人気のクリエイターに依頼する場合は、納品のスケジュールの調整が難しい場合があります。
失敗しない!Live2Dを依頼する際の注意点
求めるクオリティーを明確にする
誰に依頼するかでクオリティーが異なる場合があります。
個人クリエイターに依頼する場合は、クリエイターによって絵のタッチが異なる場合も。
そのため、事前にどのようなクオリティーを求めるのか、何を希望するのかを細かく決めたうえで、サンプルをよく確認しておきましょう。
完成後にミスマッチが起こらないようにするためにも必要なことです。
契約前に著作権などの権利関係を確認する
基本的に、イラスト等の著作権は製作者側にあります。
制作後は好き勝手に使って良いというわけではなく、あらかじめ使用範囲が決まっていることがほとんどです。
決められている使用範囲外で使用する場合は、改めて許可をもらう必要があります。
トラブルになることも多いため、依頼する際は必ず著作権などの権利関係を確認しておきましょう。
修正回数なども事前に確認する
修正の回数などによって追加費用がかかるケースもあります。
完成後の修正に費用がかかることもあるため、事前に修正回数の限度や追加費用について確認しておきましょう。
Vtuber制作やVtuber向けのコンテンツ制作はジーアングルにおまかせ
ここまでLive2Dの費用や依頼する際の注意点などご紹介してきましたが、ジーアングルではVtuber制作からVtuber向けコンテンツの作成を行っています。
3Dはもちろん、Live2Dでも制作を承っています。実績も豊富にあり、コンテンツに合わせた提案なども行っています。
Live2DによるVtuber制作はジーアングルへぜひご相談ください!
VTuberコンテンツ料金メニュー
ジーアングルではVTuber用コンテンツについて以下料金メニューをご用意しています。
ご予算
60~80万円
メニュー内訳
- ラフ提案
- キャラクターデザイン
- パーツ分け
- Live2Dモデリング&セットアップ
※トラッキング、モーションキャプチャー系のツールへの対応に関してはお問い合わせください。
※表情差分ご希望の場合は110~140万円
ご予算
150~180万円
メニュー内訳
- ラフ提案
- キャラクターデザイン
- 三面図
- モデリング一式
- VRMセットアップ
※トラッキング、モーションキャプチャー系のツールへの対応に関してはお問い合わせください。
※表情差分ご希望の場合は160~190万円
ご予算
20~30万円
メニュー内訳
- ラフ提案
- キャラクターデザイン
- パーツ分け
※表情差分の制作も含む(大量制作の場合は要相談)
ご予算
30~40万円
メニュー内訳
- Live2Dモデリング&セットアップ
※トラッキング、モーションキャプチャー系のツールへの対応に関してはお問い合わせください。
※表情差分ご希望の場合は40~50万円
ご予算
100~130万円
メニュー内訳
- 三面図
- モデリング一式
- VRMセットアップ
※トラッキング、モーションキャプチャー系のツールへの対応に関してはお問い合わせください。
※表情差分ご希望の場合は110~140万円
- チャンネルロゴ:15万円~
- チャンネルアート:5万円~
- 番組背景:10万円~
- サムネイル:5万円~
- 歌ってみたカバー音源:要問い合わせ
まとめ
今回は、Live2Dの制作の流れや制作依頼の費用相場についてご紹介しました。
Live2DによるVtuberの制作依頼は、制作会社または個人クリエイターに依頼する方法があります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、依頼内容や用途によって依頼先を決めると良いでしょう。
クオリティーや権利関係などにおいては個人より制作会社に依頼する方がコミュニケーションロスなど少なくスムーズにいくことが多いためおすすめです。