サウンドロゴとは?企業がサウンドロゴを使用するメリットと活用事例をご紹介

サウンドロゴとは?企業がサウンドロゴを使用するメリットと活用事例をご紹介

短い映像を見た際に、映像自体はもちろんのこと、音が強く印象に残ったという経験をした方も多いのではないでしょうか。
視覚からの情報だけでなく、聴覚からの情報はとても重要です。音には感情に直接訴えかける力があり、時には文化や言語を超え、人々の印象に残ることもあります。

こうした特徴を利用して、企業のブランディングや宣伝効果に取り入れられるのが「サウンドロゴ」です。今回は、音を使った「サウンドロゴ」についてご紹介します。

目次

音は人間の感情を動かす効果がある

音を聞いただけで気持ちが落ち着いたり、反対に胸騒ぎがするといった経験は多くの方にあることと思います。
例えば、目覚まし時計でよく使われるメロディーを聞いたら、ドキっとする方も多いのではないでしょうか。

このように音には、イメージから特定の感覚を呼び起こす効果があります。
音は文化や言語を超えることも可能であり、リラックスできる音や不快に感じる音は、世界共通ともいえます。

人間は視覚から約87%の情報を得ているといわれていることもあり、ブランディングや宣伝としてはビジュアルデザインが注目されがちですが、特定の感覚を呼び起こしたり、感情に直接訴えかける音の特徴を利用して、企業のブランディングや宣伝効果に取り入れられるのが「サウンドロゴ」です。

サウンドロゴとは

サウンドロゴとは、効果音やメロディーを使い、企業名や商品などを宣伝する楽曲のことです。
CMやラジオ、インターネット動画などの音を使った広告において、宣伝効果を高めるために利用されており、ブランドロゴを音で表現したものになります。
歌詞や商品名などがなくても、音楽を聴いただけでどこの企業・商品か分かる場合もサウンドロゴに当てはまります。

サウンドロゴと似た言葉で、ジングルという言葉があります。このジングルとの違いについては、下記の記事でご紹介しています。

■ ジングルとの違いについて詳しくはこちら

企業がサウンドロゴを使用するメリット

企業がこのサウンドロゴを活用することは、さまざまなメリットがあります。

音を使うことで企業名・商品名を強く印象付ける

特徴的な音を使うことで、多くの人の印象に残ります。そのため、企業名・商品名を強く印象付けることが可能です。ある一定の音を聞いただけで、ぱっと企業名や商品名が浮かぶことになります。こうしてサウンドロゴは、顧客に対して企業への親近感を持たせることができるのです。

企業のメッセージを伝えることができる

視覚によるビジュアルデザインの場合、言語が使われることもあり、その言語が読めなければ伝わらないことがあります。サウンドロゴであれば音のみで作ることもできるため、言語の壁を越えて誰にでも伝えることが可能です。音を聞いただけで視覚的要素などさまざまな感覚を呼び起こすこともできます。

音を通して形容できる

前述でも紹介した通り、音やメロディーには特定のイメージや感覚を呼び起こす効果があります。聞いただけで「かっこいい」「かわいい」「怖い」といったさまざまなイメージを与えることが可能です。
商品やサービス、企業にあった音をサウンドロゴにすることで、どのような商品やサービスを持つ企業なのかを形容することができます。

サウンドロゴは商標登録できる

サウンドロゴを使用する場合、著作権や商標権といった権利が発生します。今までは音を商標登録することは難しいといわれていましたが、2015年に商標法が改正されたことで、音も音商標として登録できるようになっています。
サウンドロゴも商標登録が可能なため独自性を持つことができるのです。実際に、コンビニ業界では初めとなるファミリーマートが音の特許申請を行っています。

こうしてサウンドロゴには商標権や著作権が絡んでいることから、制作を外部委託する場合は、後にトラブルにならないよう厳密に契約することが大切です。

出典:「あなたと、コンビに、ファミリーマート」が「音商標」として特許庁に登録

企業のサウンドロゴ活用事例

実際に、さまざまな企業でサウンドロゴが使われています。ここでは有名なサウンドロゴの活用事例をご紹介します。

  • マクドナルド

マクドナルドのCMでもサウンドロゴが使われています。CMの最後につく「たらったったー」「I’m loving it」は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
マクドナルドのサウンドロゴは、世界中で有名なサウンドロゴの1つです。

  • Netflix

多くの人はNetflixの立ち上げ音を聞いただけで、すぐにサービス名が分かるのではないでしょうか。このNetflixを立ち上げたときに聞こえる特徴的なサウンドもサウンドロゴのうちの1つです。
世界中で利用されているサービスなだけに、言葉を使用せず音のみで多くの人に認識できるようになっています。

  • Intel

パソコンのCPUを作っているintelは、日本で「Intel Inside」を「インテル入ってる」というキャッチコピーとサウンドロゴで有名になりました。2020年にロゴとジングルを一新しています。

  • FamilyMart

コンビニエンスストア「FamilyMart」の「あなたとコンビにファミリーマート」というフレーズを使ったCMが有名です。
特徴的なサウンドとキャッチコピーで、耳に残るサウンドロゴです。前述でも説明の通り、コンビニ業界では初めて音商標に登録されたサウンドロゴになります。

  • PlayStation

ゲーム機の「PlayStation」は、シリーズに合わせて複数のサウンドロゴが作成されています。 短い効果音でありながら、特徴的なサウンドです。
CMではロボットのように加工された女性の声も入っていることで、より印象に残るサウンドロゴとなっています。

サウンドロゴの作り方

さまざまなメリットがあるサウンドロゴですが、どのように制作すれば良いのでしょうか。ここでは、サウンドロゴの作り方について解説します。

制作会社に依頼する

サウンドロゴは制作会社に依頼するのが一般的です。映像・動画制作などを行っている制作会社が請け負っているケースがほとんどです。

制作会社は、音源の契約関連もきちんと取り決めてくれるため、初めて楽曲制作の依頼を行う場合でも安心してやり取りできるでしょう。
またサウンドロゴの制作料金については、制作会社によって異なります。まずは見積もりをとり、さまざまな会社と比較してから決めることがおすすめです。

フリーランスに依頼する

制作会社に依頼する他に、スキルをシェアできるプラットフォームを使い、楽曲作りができるフリーランスの方に制作をお願いすることもできます。
依頼にかかる料金が制作会社に依頼するよりも抑えられるため、コストをできるだけ抑えたいときの選択肢といえます。

ただし、フリーランスとのやり取りは音源の契約関連などは制作依頼側で行わなければいけない場合もあり、作業が煩雑化しトラブルになる可能性もあります。

サウンドロゴ依頼時の注意点

サウンドロゴの場合は、普通のロゴとは異なり相手にイメージを見せることが困難です。そのため、依頼内容をすり合わせることがとても難しくなります。
依頼の際は、参考になる他社事例を用意したり、企業の理念やコンセプトをしっかり固めたりして依頼することが大切です。

また、サウンドロゴは利権関係や著作権については作曲家と綿密に話し合う必要があります。特に著作権はトラブルになりやすいので注意が必要です。
作曲家個人へ依頼すると、こうした契約関連でうまくすり合わせられないケースも多いため、権利関連も対応してくれる制作会社への依頼がおすすめです。

印象に残る音作り、企業のサウンドロゴ制作はジーアングルへ

感情に訴えることができる音はブランディングに欠かせない要素です。企業名や商品・サービス名を広く認知させたい場合に効果的な手段といえます。
ただし、やみくもに作成するだけでは人の心には響きません。印象に残る音作りや、企業のサウンドロゴの制作は、音声制作を得意とする実績ある制作会社に依頼するのがおすすめです。

ジーアングルでは映像制作で培ったノウハウを活かし、印象に残る音作りを目指して音声制作を行っています。
権利関連についてもサポートできるため、サウンドロゴ制作が初めての方でもご安心して依頼いただけます。印象に残る企業のサウンドロゴ制作はぜひジーアングルにおまかせください。

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まとめ

今回は、音を使った「サウンドロゴ」についてご紹介しました。
サウンドロゴは、効果音やメロディーを使って企業のブランディング効果や宣伝効果を高められるロゴです。
ビジュアルデザインも良いですが、近年動画配信サイトの利用者が多いことから、サウンドロゴを入れた動画広告の制作を検討してみてはいかがでしょうか。

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