「Dolby atmos(ドルビーアトモス)」で創造する次世代の音楽・映像体験

「Dolby atmos(ドルビーアトモス)」で創造する次世代の音楽・映像体験

近年、Dolby atmos(ドルビーアトモス)を利用した音楽や映像が増えています。

Dolby atmosは次世代の音響技術ともいわれていて、より音をリアルに感じることができる音響技術です。

映像や音楽の世界観に没入することができ、新たなオーディオ体験ができるとして、注目を集めています。

そこで今回は、「Dolby atmos(ドルビーアトモス)」について解説します。

目次

Dolby atmos(ドルビーアトモス)とは

Dolby atmos(ドルビーアトモス)とは、Dolby Laboratoriesが開発した立体音響技術のうちの1つです。


従来のサラウンドサウンドにさらにレイヤーを加え、高級感のある多次元サウンドを体験できるオーディオ体験できるよう設計。

これまでのサラウンド技術では再現が難しかった、上下からの音も含めた立体音響空間を実現しています。

Dolby atmosは世界中の映画作品や劇場などで採用されている音響技術です。

Dolby atmos(ドルビーアトモス)の魅力

次に、Dolby atmos(ドルビーアトモス)で再生される音の魅力についてご紹介します。

360度から音を感じられる

Dolby atmosは、ステレオのようにサウンドを特定のチャンネルに割り当てているのではなく、クリエイターが3次元空間の特定の場所にサウンドを設置することが可能です。

そのため、Dolby atmosは、映像に合わせて音を縦横無尽に移動させられます。

音に高さが生まれ、360度あらゆる方向から聞こえるようになっています。

音がよりリアリティに感じられる

音が移動することで、より立体的に聞こえます。

また360度から音が聞こえるため、音に包まれるような感覚になり、音をさらにリアルに感じることができます。

没入感があるので、映像や音楽の世界により入り込むことが可能です。

Dolby atmos(ドルビーアトモス)が活用されている場所

Dolby atmos(ドルビーアトモス)はさまざまな場所で活用されています。ここでは、Dolby atmosが活用されている場所の詳細についてご紹介します。

映画

Dolby atmosに対応した映画館や作品が増えてきています。立体音響にすることで、さらにリアルな映画の世界観を楽しむことができます。


日本では、Dolby atmosを体験できる映画館は少ないですが、今後普及していくと予測できます。映画作品も同様で、Dolby atmosに対応したコンテンツが増えていくでしょう。

ゲーム

家庭用ゲームでもDolby atmosが使われています。Dolby atmosが利用されていることで、立体音響でリアルな感覚でゲームが楽しむことが可能です。


例えば、シューティングゲームで使われています。敵がどこから射撃してきたのか、わかりやすくなっていて、集団戦での敵の方向を音で知ることができます。

ほかにも隠れている敵の位置を音で把握したり、目標地点の方向を音で知ることが可能です。

音楽

音楽でも、Dolby atmosを使った立体音響を楽しむことができます。

聞き慣れた音楽が、Dolby atmosによって、まるでライブコンサートの舞台で聞いているかのような感覚になります。

いつもと違った感覚で音楽を楽しむことが可能です。日本では、Apple MusicやAmazon Music HDで配信されていて、スマートフォンから手軽に、Dolby atmosを楽しむことができます。

Dolby atmos(ドルビーアトモス)の制作に必要なもの

Dolby atmos(ドルビーアトモス)の制作に必要なものをご紹介します。

1.Dolby Renderer

Dolby Rendererを使うことで、スピーカーをたくさん配置することが難しい場合でも、ヘッドフォンにレンダリングして、3次元ミックスのバイノーラルバージョンを作成することができます。

2.Dolby Atmos Production Suite

Dolby atmosのファイル形式を作るためには、ソフトウェアが必要です。

Dolby Atmos Production Suiteは、Dolby Renderer に含まれているソフトウェアです。Dolby atmosでの音を作ることができます。

3.Dolby Atmos Production Suiteに対応したDAW

Dolby Atmos Production Suiteに対応した音楽ソフトウェアを導入します。

現在は、Ableton LiveやLogic Pro、Pro Tools Ultimateなどが互換性のあるDAWとして認定されています。

4.パンニングプラグイン

パンニングは、サウンド・パンナーで行います。

Dolbyから無償で提供されているDolby Atmos Music Pannerは、通常のパンニングや、パンニングのシーケンサー機能がそなわっています。

音のテンポに合わせて、円や四角といった形にパンを動かすことができます。

5.モニタリングフォーマット

Dolby RendererやApple Rendererなどを利用して、実際に配信した際にどのように音楽が聞こえるのかをチェックします。

きちんと立体的に聞こえるか、音声に問題ないかのチェックはもちろん、リスナーがどのような環境で音を聞くのかを考慮するようにしましょう。

6.Dolby atmosが配信できるストリーミングサービス

Dolby atmosに対応しているストリーミングサービスを探し、配信を行います。

すべての配信サービスでDolby atmosに対応しているというわけではありません。配信できる場所が限られているため、事前にチェックしておくことが大切です。

音楽であれば、Apple MusicとAmazon Musicで配信が可能です。

Dolby atmos(ドルビーアトモス)を制作する際の注意点

音をDolby atmos(ドルビーアトモス)で音を作るには、ソフトウェアや立体音響に関する知識・経験が必要です。

また、音響を作るためのハードウェアやソフトウェアの導入に多くの費用がかかります。

1からDolby atmosを使用した立体音響を作るなら、自社で制作するよりもプロに任せることがおすすめです。

Dolby atmos(ドルビーアトモス)に対応した音源の制作ならジーアングルへ

Dolby atmos(ドルビーアトモス)は、映像や音楽をよりリアルに感じてもらうため、重要な音響技術といえます。

Dolby atmosで音を作り、映像にプラスするだけでも臨場感のあるコンテンツになるでしょう。映像や音楽、ゲームをよりリアルにお届けしたいなら、Dolby atmosの利用がおすすめです。


ジーアングルでは、Dolby atmosに対応した音作りが可能です。

良い作品ができたけど音の迫力が足りないと感じている場合や、立体的に感じられる音楽の制作を考えているなど、Dolby atmos技術を使った音源制作をお考えならぜひご相談ください。

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おわりに

今回は、Dolby atmos(ドルビーアトモス)について解説しました。


Dolby atmosは、立体音響技術の1つです。これまでの音響とは異なり、上下からの音も含めた立体音響空間を作り出します。

そのため、Dolby atmosの音響は、よりリアル二音を感じられるのが特徴です。映像でいえば、足音や銃の音などが移動している感覚が音で分かるようになります。

映像の音や音楽など、よりリアルさを求めるなら、Dolby atmosでの音響制作をおすすめします。

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