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制作会社が大切にする「おもてなし」精神とは?

みなさんこんにちは!音楽からデザイン、映像、バーチャルコンテンツなどのデジタルクリエイティブを幅広く生み出す制作会社、ジーアングルの広報担当です。

おかげさまで設立20周年を迎えるにあたり、以前弊社の社長と副社長に記念インタビューを敢行した記事をアップさせていただきました。

新入社員が【社長×副社長】に聞く!創立20周年特別インタビュー

公開からだいぶ時間も経ったのに、今でもこの記事はたくさんの方に見ていただけていて光栄の限りです。

ただよく読んでみると、副社長がインタビューの中で2回「おもてなし」という言葉を唐突に使っていたんです。

 やたらと誰かをもてなそうとしている…
目次

ジーアングルが大切にしている「おもてなし」の精神とは?

確かに弊社では、入社初日から「おもてなし」の精神をクリエイティブに取り入れよう!ということを入念に教育されます。

……とは言われても、なんだかあいまいな言葉にも聞こえる「おもてなし」とやらに、ジーアングルがどんな想いを込めているのか、せっかくなので社長に追加インタビューしてみよう!というのが今回の企画でございます。

転職先を探されてジーアングルにたどり着いた方や、就職先を探されている学生の方向けの「ジーアングルってこんな会社なんです」というご紹介になれば……という思いで、社長の話を聞いてみようと思います!

8年間売上が変わらない時期を脱却

――先日のインタビューで副社長がやたらと「おもてなし」という言葉を連呼していたんですが、なんでクリエイティブ業の会社なのに、接客で使いそうな「おもてなし」をそんなに重視してきたんですか?

実は昔、あるホテルとレストランに出会ったことがありまして。
異業種交流会で知り合った社長さん達とご飯を食べているときに、フィリピンにある「アマンプロ」というホテルをおすすめされたんですよ。

五つ星ホテルのなかで唯一、「六つ星」という最高点を取ったことのあるホテルで、ここの接客が素晴らしいんだよと。

更に仲良しの社長さんが、日本でもこの「アマンプロ」のような接客を取り入れようと、青山に「カシータ」というレストランを開いたんです。 

実際にどちらも行ってみて想像以上に素晴らしいホスピタリティを感じ、新たな「驚きと感動」ってこういう事だなって。

当時、会社の成長に悩んでいた私は、何をすればもっと会社の売り上げを伸ばしたり大きくしていく事が出来るのかずっと悩んでいました。

カシータでは衝撃を受けましたが、普段カップ麺しか作らないような私が高級レストランを立ち上げるわけにもいかず(笑)
ただ、この「驚きや感動」は、制作会社の我々でも見習える部分があるのではないかと思ったのがきっかけです。

――レストランやホテルにそういうマインドが必要なのはわかるんですけど、制作会社のジーアングルで具体的に何をやったんです?

まず行ったことは、当時蒲田にあった事務所の来客スペースと収録スタジオを大改装しました。あとは毎朝、朝礼のときに全員で挨拶の練習を始めたんです。
その後、蒲田の事務所を改装してからわずか1年半で社員さんも入りきれないくらいに手狭になってしまったので、思い切って本社を恵比寿に移転し、さらに大改装しました。

それからは常にオフィスを綺麗に保つために毎朝みんなで10分間掃除をする時間を習慣として、お客様が来たら必ず笑顔で挨拶するということを徹底しました。

――なるほど……掃除や挨拶をちゃんとする、ということだけ聞くと、当たり前のことのようにも思えますね

そうですよね。でも昔は、「おもてなし」なんていう観点はゼロだったんですよ。
当時のオフィスはいわゆる「制作会社」という感じの雰囲気でした。社内はモノであふれ、段ボールがそこら中に積みあがっていて。お客さまがいらしても誰も気づかないくらい集中して作業をしているので、私も含め挨拶もろくに出来ていなかったと思います(苦笑)

制作会社として1番大切なものは制作物のクオリティだと考えていて、良い作品を作ること以上のサービスは制作会社に存在しないと思っていたんです。

しかし当時、間違いなくハイクオリティな作品を提供できている自負はあるのに、売り上げが変わらない状態が8年も続き、何をやっても脱却出来ず理由もわからず。

そんな中で、「いつも使うオフィスを綺麗にしよう」「人と会ったらちゃんと挨拶をしよう」といった、一見当たり前の取り組みを強化したところ、なんと翌年の売り上げが170%(1.7倍)に伸びました。
恵比寿に移転したその年も更にその1.6倍に跳ね上がりまして、その時は自分が一番びっくりしてましたが(笑)

制作会社として作品のクオリティは当たり前

――掃除して挨拶したら売り上げが上がった……そんなことってあります??

嘘みたいな話ですが本当なんです。

おそらく、大きな課題はクリエイティブが始まるより前の段階にあったんじゃないでしょうか。

例えばご来社いただいた方に対して、「わざわざ来てくださってありがとうございます」という感謝の気持ちや、誠意を持ってお仕事に取り組む気持ちがあるぞ、という姿勢を伝える努力がまったく足りてなかったんじゃないかなと。

クオリティの高い作品を作っているのだから、挨拶やコミュニケーションは二の次だろう……とまでは思っていなかったつもりですが、もしかしたらそういうスタンスに知らず知らずのうちになっていたのかもしれない。

実際にこういったオフィス美化やコミュニケーションを意識することにより、お仕事がどんどん決まっていくのを体感できたんです。

自分が他社様に訪問する側だとして、温かく迎え入れてくれて気持ち良く会議が始まる会社と、誰にも挨拶してもらえず、ひたすら作業をしている会社だったら、やっぱり良い印象の会社に発注したいですよね。

つまり、作品のクオリティが高い、なんていうのは当たり前だということです。
大切なのは作品に対してだけでなく、それを買って頂ける「お客様に対しても真剣か」どうかかと思います。

制作会社ですから、品質が高いのは大前提でお客様が来てくれます。その上で人となりだったり、作品やお客様に対しての向き合い方を見られているということに年々気づいていったんですよね。

誰に対しても分け隔てなく礼の心を持つ

――確かにそうですね……。制作会社として、今後目指したい「最高のおもてなし」は、例えばどんなことをイメージしてますか?

誰とお会いしても、絶対に惰性にならない「おもてなし」をすることです。

ちょっと極端な例ですが「今日、大好きなミュージシャンや声優さんが来社されます」と言われたら、みんなざわつきますよね。それこそ総理大臣とかでもいいです(笑)
出来る限りの、ちゃんとした「おもてなし」をしたいと思うはずです。

どんなお客様が来てもその意識を持って対応できれば、「凄く歓迎されてるな」と感じていただけて、その印象はきっと「ちゃんと仕事もしてくれそうだな」に繋がっていくと思うんです。

そして何よりそういった意識を持ったクリエイターの作る作品は、決して独り善がりになることなく、「お客様にとっての最高の作品」をイメージして作られていくはずです。この意識を制作会社として何より大切にしたいんです。
これが「作品にもお客様にも常に真剣であるか」であり「おもてなし」だと思います。

――2020年以降、ジーアングルでもほとんどのスタッフが在宅勤務となりましたが、社長が思うオンライン上での「おもてなし」はありますか?

これも同じことですよね。

もし総理大臣とオンライン会議をするという場合があったら、相当に気合を入れて準備をするはずです。どんな状況であっても相手の人がどうしたら喜んでくれるかを想像できる人は、仕事でもいい結果が出ます。

惰性にならないような「おもてなし精神」を常に持ち続け、誰に対しても分け隔てなく礼の心を持つこと。

それを全員がやれるようになったら、もっともっとお客様にも喜んでいただく機会が増えて、会社としても更に成長していけると確信しています。

まとめ

・制作会社に「おもてなし」を導入しようと思ったきっかけは、最高級のホテルやレストランの「おもてなし」に感動したから

・まずは「オフィスの移転と掃除の強化」「挨拶の習慣化」から始めた

・すると売り上げが一気にアップ!

・コミュニケーションとクリエイティブに「驚きと感動」を与えたい!

・作品にもお客さまにも常に真剣であるか

そんな想いと狙いで、ジーアングルは「おもてなし」の精神を大切にしています。


ちなみに、ジーアングルでは入社後に「おもてなし」を体験してもらうための研修を導入しています!
インタビューの冒頭に社長が話していた、青山にあるレストラン「カシータ」で食事をしていただき、スタッフさんの細やかな気遣いを体感することで、「おもてなし」をする側のヒントを掴んでいただく、という目的で行っています。
広報担当の私も行ってきましたが、沢山のサプライズや接客の至るところで、社長の言っていた「驚きと感動」とはこうゆうことなのかと体感することができました。実際に「おもてなし」される側になることで気づくことも多くあり、より一層、意識も高まりました!

最後に、ジーアングルではオフィス見学も随時承っておりますので、ご興味をお持ちいただけましたらぜひお気軽にHPよりご連絡くださいませ!!

心よりお待ちしています!!の顔

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