声優・ナレーターを手配する時の流れは?収録には立ち会えるの?

声優・ナレーターを手配する時の流れは?収録には立ち会えるの?

ナレーション制作などで初めて声優やナレーターを手配する時は、どのような流れで手続きをすれば良いのか、収録時はどのような感じなのか、不明なことが多いのではないでしょうか。また、収録の立ち会いを希望される方もいるでしょう。

そこで今回は、声優・ナレーターを手配する際の流れと、収録時の立ち会いについてご説明します。

目次

声優・ナレーターの手配方法

声優・ナレーターの手配方法声優・ナレーター手配は、ナレーション収録において非常に重要です。手配の方法は一般的に2パターンあります。

1つ目は、声優やナレーターの所属事務所や手配会社に問い合わせをして、ブッキングしてもらう方法。

2つ目は、ナレーション制作会社をとおして手配してもらう方法です。

前者は比較的多くの人材から選べる可能性が高く、声優やナレーターに対して細かいこだわりがある場合は向いています。

後者はナレーションの収録から制作物納品まで一括して行うため、依頼者の負担が少ないのがメリットです。

手配方法に関わらず、声優やナレーターを選ぶ際は業者に「どのようなナレーションを求めているか」希望を伝えて、適した人材をブッキングしてもらいます。公式サイトの中で所属声優やナレーターのサンプルボイスを公開している会社が多いので、ある程度目星をつけておくと便利です。また、公式サイトにサンプルボイスがない場合は、所属事務所や制作会社から数人分の候補者のサンプルボイスをメールなどで提供されることもあります。

声優やナレーター選びは、求める声の性別・トーン・ナレーションスキルなどを踏まえた上で検討する必要があるため、慣れていない場合は事務所や制作会社に相談するのがおすすめです。また、気に入った人材が見つかっても予算やスケジュールが合わない場合があるため、候補者を数人選んでおきましょう。

収録時の立ち会いについて

収録時の立ち会いについてナレーション制作の収録現場に立ち会うことは可能で、これを「立ち会い収録」と言います。対して、立ち会わずに制作会社に一任することを「おまかせ収録」と呼びます。

立ち会い収録のメリットは、収録現場で随時オーダーできることです。収録中にナレーターやエンジニアに対して都度希望を伝えられるため、理想に近い形で収録できます。現場にクライアントなど関係者がいる場合はスケジュールを調整しなければなりませんが、やはり直接ディレクションできるため安心です。

一方、おまかせ収録はスケジュールや地理的条件で立ち会えない場合でも、制作を進められる点がメリットです。Web上でデータ納品を行う事務所・制作会社が多いため、時間がなかったり費用が限られていたりする場合は便利でしょう。

おまかせ収録のデメリットとしては、お立会い出来ない分、ニュアンスの違いやイントネーション違いが発生してしまった場合は、再度収録が必要になってしまうことです。

対して、立ち合い収録は、収録当日にスタジオで声優・ナレーターや関係者と打ち合わせをします。原稿内容や読み方、言葉のイントネーション、声のトーンや速さなど、ナレーターと一緒に最終確認をしましょう。

収録中は、原稿との正誤、声のトーンや速さ、雰囲気などをチェックし、修正希望がある場合は随時ナレーターに伝えて直してもらいます。

収録後は、制作会社がノイズカットやBGM・効果音を入れて編集を行い、音源がきれいになった状態で後日納品となります。データ納品はWeb上やメール添付、またはCD-ROMなどを郵送して納品する制作会社もあるのでご確認ください。

おわりに

ナレーション制作において、声優やナレーターの人材選びは大切な要素の1つです。事務所や制作会社の公式サイトでボイスサンプルを確認したり、内容を綿密に打ち合わせたりすることで、求める制作物に近づきます。

[aside type=”boader”]できるだけ余裕あるスケジュールで、制作物に求める品質と予算のバランスを考慮しながら、ベストな手配方法を選びましょう。[/aside]

■ ナレーター・声優を手配する前に、何が必要なのか・確認しておくことは下記記事をチェックしてみてくださいね!
ナレーション収録・録音の依頼で事前に確認しておくこと4つ

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