縦型動画で広告を展開しよう!スマホユーザーに効果的に訴求する方法

縦型動画で広告を展開する

近年、スマホユーザーの増加からスマホを使ったネット動画の視聴が多くなり、企業の広告戦略においても動画が頻繁に利用されています。とりわけ近年、ネット動画において目立っているものが、スマホ視聴向けに最適化された「縦型動画」です。この縦型動画とはいったいどのようなものなのでしょうか?

そこで今回は、縦型動画の特徴や縦型動画を使った効果的な訴求方法についてご紹介します。

目次

縦型動画とは?

縦型動画とは

縦型動画とは、その文字通り「縦長の長方形サイズで表示される動画」のことを指します。ネット動画はテレビと同じ169が主流で、YouTubeなどの動画サイトでも169のアスペクト比が推奨されています。
しかし、スマホを縦にした状態のまま169の動画を視聴すると、動画が小さくなってしまいます。通常のサイズで視聴するためには、スマホを横にする必要があるのです。

このような手間をかけず、スマホで動画を視聴できるよう最適化されたものが縦型動画です。
縦型動画は一般的にアスペクト比916で制作されており、スマホユーザーにとっての手軽さや、横長の動画とは違う印象が評価されています。

現在では広告として縦長動画を採用する例が増加傾向にあり、TikTokをはじめ、InstagramFacebookYouTubeなどでよく視聴されています。

縦型動画が注目を集める理由

縦型動画が注目を集めているのは、スマホの普及率が高まったことが関係しています。スマホは縦向きに持つことから、傾けずにそのまま見られる縦型動画が普及していったと考えられます。わざわざ横に向ける必要がないことから、動画に対しての没入感もアップすることも縦型動画の魅力です。

縦型動画に対応しているプラットフォーム

縦型動画は、YouTubeTikTokInstagramLINEなど、主要SNSのほとんどに対応しています。さまざまなプラットフォームで、縦型動画を視聴できることも注目を集めた理由といえるでしょう。

また、多くの縦型動画のプラットフォームでは、映像を流し見することができます。スクロールするだけで次々と映像が流れてくるため、スキマ時間に気軽に見ることができることも、普及した一つの要因と考えられます。

縦型動画を企業で活用するには

企業では、縦型動画をどのようなシーンで活用できるのでしょうか。

製品やサービスの説明動画に活用

説明動画を縦型動画で配信することで、スマホからでも使い方や説明などの確認が可能です。

また、製品やサービスの説明動画は、便利さやメリットなどを伝えることができます。そのため、ユーザーが購入していなくても、使い方などの説明動画を見ることで購買意欲につながることがあります。

イベントなどのプロモーション動画に活用

イベントやキャンペーンなどを行う際に広告を打つ場合、縦型動画での制作がおすすめです。縦型動画にすることで、多くの人の目に留まりやすく、アプローチできるでしょう。

また、若い世代は縦型動画に親和性があるため、若年層に向けてプロモーションしたい場合、特に適しているといえます。

縦型動画の広告のメリット

縦型動画広告のメリット

スマホをわざわざ横にする必要のない縦型動画。この方法で作られた広告にはこれまでにないメリットがあります。

ここでは、縦型動画で広告を展開するメリットについてご紹介します。

見やすくなるため、広告にも注目してもらいやすい

先に述べたように、YouTubeなどの動画をスマホの縦画面で見ると動画は小さく、狭くなってしまいます。
つまり、横画面での視聴を前提としたもので制作されていると、縦にしたまま見る人が多い場合、訴求したい内容が目立たなくなってしまう可能性があるのです。
またスマホを横にする手間がかかり、視聴をしてもらえない可能性もあります。

しかし、縦型動画なら画面をフルに活用できることに加え、スマホをわざわざ持ち替え横にする手間がないため、視聴者は動画広告に注目しやすくなります。

視聴回数がアップする

若い世代を中心に人気のある「TikTok」では、動画の投稿・視聴に縦型のフォーマットを採用しています。上下のスワイプで次の動画を見ることができ、手軽に縦型動画を視聴することが可能です。
そのため、若い世代だけではなく多くのユーザーから支持を獲得しており、気軽に視聴できる縦型の動画広告は従来の横型動画広告と比べ、視聴回数が増えています。

動画を最後まで見てもらいやすい

縦型動画は視聴完了率が高く、動画を最後まで見てもらいやすいというメリットがあります。動画再生されるデバイスはほとんどがスマホです。縦型動画はスマホに特化した特性があるため、視聴完了率が高いと考えられています。

また、縦型動画の尺は1分程度であり、最大でも3分以内の短い尺で作られることが多いことも関係しているでしょう。

幅広い層へ訴求しやすい

今や動画は老若男女問わず閲覧するものです。縦型動画は、さまざまなプラットフォームで配信ができることから、幅広い層への訴求を可能としてくれます。

縦型動画を使った効果的な訴求方法

縦型動画を使った効果的な宣伝方法には、いったいどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、2つの事例をご紹介します。

16:9フォーマットをあえて活用

スマホを縦のまま動画を再生すると、まず169の横型動画の中で1台の車が走っているシーンが流れます。左後方からバイクが追い越しをかけてきますが、死角にいるためサイドミラーにはその姿が映っていません。
サイドミラーに搭載されたランプが点灯し、画面の上下にある黒い帯(ブラインドスポット)が突然消え、916の縦型の映像に変わります。
スマホの画面全体に映像が映し出されたあとすぐ、左後方からバイクが現れるという、大手自動車メーカーの動画広告です。

これは、死角に入り込んだ車両の存在を検知するとライトを点灯させ、ドライバーに警告をうながすという、サイドミラーに搭載されているセンサーシステムを訴求する、スマホ用Web動画広告となります。

この動画の特徴は、画面の上下にある黒い帯部分を車の“死角”として表現している点です。
最初に169の横型映像で車の走るシーンを流し、途中で916の縦型の動画に切り替わり映像が画面いっぱいになると「ドライバーには死角となっていて見えなかったが、実はすぐ左後方にバイクが接近していた」ということが分かります。

すなわち「今まで見えなかったもの、気が付かなかったものが見える」ということを、動画のフォーマットの違いを利用し表現しているのです。

縦型ならではの表現方法

フランスの化粧品メーカーの人気商品に関するプロモーション動画も、縦型動画が採用されています。

縦型の化粧水のボトル全体を画面いっぱいに映し出し、画面上方向から化粧水の滴が落ちてくるシーンを入れるなど、縦長のフレームを最大限に生かした映像となっています。

ボトルタイプの商品は基本的に縦型のため、商品だけを映す場合、169の横型画面では商品の両サイドにスペースが空いてしまいます。
そのため、他の素材が必要になったり、特殊な演出が必要になったりしますが、縦型動画の場合は商品が画面にはまりやすいため、商品のみに視点を合わせたシンプルな表現が可能となります。

また、水滴などを上から落とし、みずみずしさを表現する場合にも効果的な演出ができます。

縦型動画の作り方

縦型動画の作り方を見ていきましょう。

縦型の新規プロジェクトを作成する

まず、動画ソフトを立ち上げます。縦型動画にするため、画像サイズを916に設定します。

動画や静止画を取り込む

次に、編集画面で動画を制作するために、動画やイラストといった素材を取り込みます。ナレーションを入れる場合は、動画に合わせて台本を用意し、収録しておきましょう。

動画を編集する

動画やイラストなどを取り込んだら、文字や音を入れて動画を編集します。動画同士や静止画などをつなげる場合は、自然に移り変わるようにトランジションを活用しましょう。

動画ファイルを書き出して出力する

動画が完成したら、ファイルに書き出します。動画をファイルに書き出す際は、「H.264 」や「AVI」 など出力したいファイル形式に変換します。

内容を確認し、投稿を行う

動画の内容に不備がないか確認したら、プラットフォームに投稿を行います。たくさんの人に視聴してもらうため、動画タイトルや説明、タグなど必要な情報を入力してから、公開するようにしましょう。

動画制作は専門的な知識が必要

縦型動画を制作する場合、動画ソフトを利用するため、動画制作に関して知識のある方が必要となります。
それだけではなく、イラストを使う場合はイラストを制作できる方、実写の動画とする場合は撮影ができる方など、動画制作には知識のある人材が欠かせません。

縦型動画を1から制作するには準備が必要となるため、時間がかかることが予想されます。実写の場合は出演者への依頼やスケジュール調整なども必要です。

そこで、制作会社などのプロに外注依頼することで、縦型動画の制作を早く進めることが可能です。動画制作ができる人材を探さずに、制作に入れるのも外注するメリットといえます。

動画制作なら「ジーアングル」にご相談ください

縦型動画を含む動画制作なら、豊富な実績を持つジーアングルへ!
ジーアングルでは、年間で300件を超える制作実績があります。この豊富な実績から、さまざまな課題に対して最適な映像戦略をご提案することが可能です。

実写だけではなく、モーショングラフィックや3DCGなどを使ったアニメーション制作も承っております。映像制作に加え、イラスト制作、縦型ライブ配信用の画面制作なども可能です。

縦型動画の広告制作を考えている方は、ぜひご相談ください。

お問い合わせ

おわりに

今回は、近年需要が高まっている縦型動画の特徴や、縦型動画を使った効果的な訴求方法についてご紹介しました。
すでに縦型を採用しているアプリや、縦型動画広告を発信している企業も多くあります。

また、日本国内でも人気のあるTikTokInstagramLINEも、縦型動画に対応しています。
これから動画広告制作をお考えの場合は、時代のニーズに合わせた縦型動画を採用してみてはいかがでしょうか。

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