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色彩心理学からキャラクターデザインを紐解く|色の役割と企業キャラの傾向は?

色彩心理学からキャラクターデザインを紐解く

こんにちは!幅広い制作領域を武器に「新たな驚きと感動を作る」制作会社ジーアングルブログ編集部です。

赤いキャラクターにはリーダーシップや行動力を、青いキャラクターには誠実さや安心感を覚える。

この判断に、私たちは1秒もかけていません。

色には、言葉より先に印象を届ける力があります。

キャラクターデザインにおいて「色」は見た目の華やかさだけでなく、見る人の感情や行動意欲にまで影響を与える、れっきとした戦略的要素なのです。

今回はそんな、キャラクターデザインにおける色の役割について、色と人間心理の関係を研究する「色彩心理学」の視点から読み解きます。

企業キャラクターの色別事例や業界傾向も交えながら、自社キャラクターの色選びに使える実践的な視点をお届けします。ぜひご覧ください!

この記事でわかること
  • 色彩心理学がキャラクターデザインに与える影響
  • 色別の企業キャラクター活用事例と業界傾向
  • 自社キャラクターの色選びで押さえるべき実践ポイント
目次

キャラクターデザインと深く結びついている「色彩心理学」とは

色彩心理学とは、色の特性と人間の心の結びつきを研究する学問のことです。

人は目にする色に対して、本能的・経験的に特定のイメージを抱きます。

キャラクターデザインに限りませんが、色彩心理学をもとに色を考えてみると、配色は単なる装飾にとどまらず、見る人の感情に直接働きかける手段になります。

自社にとって最適な色を選べば、細かな説明なしでキャラクターの性格や役割が伝わりやすくなり、ブランドイメージの強化にも繋がるのです。

色は「性格」と「役割」を瞬時に伝える役目を持つ

キャラクターがユーザーと接触する機会は、SNSや広告に表示されるほんの一瞬です。

その短い時間で、キャラクターは説明される前に性格と役割を理解してもらう必要があります。

ここで力を発揮するのが色彩心理学です。

たとえば赤は「情熱」や「活発」を連想させる色であり、元気でポジティブな性格のキャラクターとして認識されやすい傾向があります。

反対に青は「安心」や「落ち着き」を連想させ、信頼感を印象づけたい場合に適しています。
色はキャラクターの「第一印象」を決める、最初のコミュニケーションといえるでしょう。

暖色・寒色・無彩色の心理的ポジション

色は大きく「暖色」「寒色」「無彩色」の3つに分類できます。それぞれの特徴を整理しましょう。

スクロールできます
主な色主な印象利用シーン
暖色系赤、オレンジ、黄親近感、行動力子ども向け
親しみやすさを強調したい文脈
寒色系青、水色、紫知性、信頼公式性や誠実さを担保したい場合
無彩色白、黒、グレー記号性、格上感ストーリー性や造形の強さを際立たせたい場合

暖色系はエネルギッシュなイメージが強く、子ども向けや親しみやすさを強調する文脈で多用されます。

寒色系には誠実さがあり、金融やインフラ企業など信頼性を重視する業界に適した色です。

背景色に左右されない無彩色は、キャラクター自体の造形やストーリー性を際立たせたい場合に有効です。

どの系統が正解ということはなく、「見た瞬間に何を感じてほしいか」から逆算して選ぶことが重要です。

【色別分析】企業キャラクターはどの色を選んでいる?

それでは本題となる、既存の企業キャラクターを色別に分類し、業界や役割による傾向を探ります。

ここでは色を6つの系統に分けて、それぞれの傾向とキャラクター例を見ていきましょう。

赤系:王道・主役感

赤といえば戦隊ものでいうレッド。行動力や情熱、そして気温の熱さを感じやすい色です。

漫画やアニメの主人公やマスコットキャラクターにも多用されており、主役感が際立つ一方、王道カラーなので競合過多になりやすいリスクも。

メーカーペコちゃん(不二家)
ヤン坊(ヤンマー)
ピョンちゃん(エスエス製薬)
暴君ハバネロ(東ハト)
UHA坊や(UHA味覚糖)
パンチマン(パンチ工業)
小売・流通とれたてトマトくん(おうちCO-OP)
だいぞう(DAISO)
金融・保険コーすけ(コープ共済)
トックン(トマト銀行)
ももちゅ(中国銀行/ちゅうぎんアプリ)
TIPPY☆彡(日本M&Aセンターホールディングス)
サービス・インフラけいきゅん(京浜急行電鉄)
ソフトウェア・通信(IT)BSD デーモン(FreeBSD)
教育・官公庁WASEDA BEAR(早稲田大学)
チーバくん(千葉県)
キュータ(東京消防庁)

行動力やパワーを前面に出したいキャラクター、または暴君ハバネロのような「辛さ」「熱さ」などの味覚・感覚を伝えたい時にもよく使用されています。
原色に近づくほど強い色になるので、ブランドの「顔」として長く使い続けるマスコットとしてもインパクトを期待できますが、同じ赤系で埋もれないよう、フォルムや表情で個性を出す工夫が必要です

青系:信頼・公式感

青系は知性や誠実さを感じさせる色です。

安心感の象徴でもあり、金融・IT・インフラ系など、失敗が許されない業界が多く採用しています。

戦隊ものをはじめ、色の担当が割り振られる場合は「理性的・クール」属性に使われる傾向があります。

メーカーマー坊(ヤンマー)
ぴちょんくん(ダイキン工業)
ウナコーワファミリー(興和/ウナコーワ)
太田胃にゃん(太田胃散)
たなみん(田辺三菱製薬)
ムッシュ熊雄(エステー/ムシューダ)
サトコちゃん(佐藤製薬)
小売・流通ドンペン(ドン・キホーテ)
あきこちゃん(ローソン)
金融・保険あおまる(みずほ銀行)
カブブ(マネックス証券)
はまペン(横浜銀行)
MA★PY(日本M&Aセンターホールディングス)
サービス・インフラパッチョ(東京ガス)
マカプゥ(東北電力)
イコちゃん(JR西日本/ICOCA)
だいとくん(大東建託)
ソフトウェア・通信(IT)Twitterバード(X[旧Twitter])
モビー・ドック(docker)
はこうさ(learningBOX)
クリテックン(クリテック工業)
マージくん(マージシステム)
れっぺん(レップシード)
官公庁タックス・タクちゃん(東京都主税局)

信頼性・公式感を損なわずにキャラクターを活用したい場面でよく活用されている印象です。
コーポレートカラーが青の企業はそのまま活かしやすく、サブカラーにオレンジや黄を加えると親しみやすさも演出できます。

黄色・オレンジ系:記憶に残りやすい

黄色やオレンジ系は、明るさや楽しさを演出する色です。

視認性の高さから注意喚起の役割も果たし、二面性を持つ色といえます。

親しみやすさ・ポップな印象を与えることができる一方、安っぽく見せないための配色バランスが重要です。

メーカーひよこちゃん(日清食品/チキンラーメン)
コアラのマーチくん(ロッテ)
トウシバ犬(東芝)
ポン・デ・ライオン(ミスタードーナツ)
サトちゃん(佐藤製薬)
小売・流通ポンタ(ローソン)
キリンのナナコ(セブン&アイ/nanaco)
金融・保険ひまりん(千葉銀行)
さっくん(はなさく生命保険)
ひょうか犬(日本M&Aセンターホールディングス)
サービス・インフラジェッ太(ジェットスター)
ホームズくん(LIFULL HOME’S)
いずみん(東京ガスイズミエナジー)
ソフトウェア・通信(IT)ポインコ兄弟(NTTドコモ/dポイント)
わぷー(WordPress)
フォクすけ(Firefox)
にゃるた(株式会社アルタ)
官公庁いまばりバリィさん(愛媛県今治市)
ほくとくん(北海道警察)
ふなっしー

イベントや販促キャンペーンなどの認知を取りたい場面や、視認性の高さを活かしてSNSや店頭POPでの露出に向いています。
ブランドの格を保ちたい場合は、ネイビーやダークブラウンをサブカラーに組み合わせると締まりが出ます。

緑系:安心・調和・中立感

緑系は環境・平和・癒しを連想させる色です。

強い個性を出しにくい反面、長寿化しやすい傾向があり、地域や公共性と結びつきやすい色といえます。

色彩のバランスを取りにくいので、サブカラー設計に工夫が必要です。

メーカーキウイブラザーズ・グリーン(ゼスプリ・インターナショナル)
スコッピィ(住友ファーマ)
ケロちゃん・コロちゃん(興和)
小売・流通ファミッペ(ファミリーマート)
金融・保険ミドすけ(三井住友銀行)
りそにゃ(りそなグループ)
ビバすけ(三井住友カード)
はんな(はなさく生命保険)
サービス・インフラスーモ(SUUMO)
キャレたん(インフロニア・ホールディングス)
ひょっこりちゃん(株式会社橋本組)
ソフトウェア・通信(IT)ドロイド君(Android)
アベマくん(AbemaTV)
マイぴょん(mineo)
Qiitan(Qiita)
官公庁ふっかちゃん(埼玉県深谷市)
横浜みどりアップ葉っぴー(神奈川県横浜市)
カパル(志木市文化スポーツ振興公社)
まりもっこり(北海道)
モリゾーとキッコロ(愛・地球博)
みんくる(東京都交通局)

環境・健康・地域密着など「社会との調和」を訴求したいブランドは、第一に検討していいカラーといえるでしょう。
派手さよりも親しみやすさを重視する長期運用のキャラクターに向いています。サブカラーに白や淡いベージュを使うと清潔感が増します。

紫系:高貴さ・不安さ

紫系は高貴・神秘といったイメージと、不安・不吉といったイメージの、相反する心理効果を持つ色です。

情熱を連想させる赤と、冷静さを連想させる青が混ざった色であり、格上感や異質感を演出できます。

紫のキャラクターは本っっっ当に全然いなかったので、メインカラーとして扱うには少々難易度の高い色と

メーカーブルブルくん(わかさ生活)
小売・流通パープルくん(ムラサキスポーツ)
タネペンパープル(マクニカグループ)
金融・保険ネオちゃんず(ネオファースト生命)
サービス・インフラ
ソフトウェア・通信(IT)グイッチ(Twitch)
教育・官公庁めいじろう(明治大学)
愛教くん(愛知教育大学)
薫紫ラヴ(北海道富良野市 株式会社モリヤカンパニー)
大夢楽咲煌(広島県府中市)

他社との明確な差別化を図りたい場面や、ブランドの独自性・プレミアム感を演出したいケースに向いているかもしれません。
ただし他色と比べてキャラ数が極端に少ないことからもわかるように、キャラクターとしては扱いにくい傾向があるため、「なぜ紫なのか」を説明できるストーリー性がないと印象が定着しにくい可能性があります。

白・黒・グレー系:記号化・ブランド象徴

白・黒・グレー系は無機質かつ抽象性が高い無彩色です。

「何者にもなれる」色であり、キャラクターに独自のストーリー性を持たせやすい点が特徴です。

四季やイベントに合わせた展開をしやすいほか、アクセントカラー次第で雰囲気を変えやすいのでキャラクター同士のコラボ等でも扱いやすいです。

メーカーミシュランマン(ミシュランタイヤ)
トドクロちゃん(ノーベル/のど黒飴)
小売・流通お買いものパンダ(楽天市場)
おかいものクマ(西武・そごう)
ハッピーワオン(イオン)
ハトソン(イトーヨーカドー)
金融・保険あんしんセエメエ(東京海上日動あんしん生命)
とうしくん(日本証券業協会)
サービス・インフラのるるん(東急電鉄)
スターフライヤーマン(スターフライヤー)
ベア・ドゥ(AIRDO)
京成パンダ(京成電鉄)
ソフトウェア・通信(IT)タックスくん(Linux)
オクトキャット(GitHub)
けんさくとえんじん(Yahoo! JAPAN)
お父さん犬(SoftBank)
官公庁くまモン(熊本県)
ひこにゃん(滋賀県彦根市)
マイナちゃん(デジタル庁)
けむいモン(厚生労働省)

グッズ展開やコラボを視野に入れた、長期IPとして育てたい場合に向いています。
背景色や素材を選ばず汎用性が高いため、多様な媒体・用途への展開がしやすいのも利点です。

BtoB、BtoCによって好まれる色は違う?

ここまで企業キャラクターやご当地キャラクターを色で分類してきましたが、企業・ブランドがBtoBかBtoCかによって、ターゲットとの距離感と信頼の形が、色選びに明確に現れていることがわかります。

BtoB(対法人)のキャラクターを見ると、青系(みずほ銀行、マネックス証券、Dockerなど)や緑系(三井住友銀行、りそな、マクニカなど)が目立ちます。
これは、ビジネスにおいて最優先される「知性」「誠実」「安定」を色彩心理学的に担保するためです。

対照的に、BtoC(対個人)では赤(ペコちゃん、コーすけ)や黄色・オレンジ(ポンタ、ポインコ兄弟)といった、購買意欲を刺激し、記憶に残りやすい暖色系が主流です。

一方で興味深いのは、近年BtoCのサービスでも白・黒・グレー(お買いものパンダ、ハッピーワオン、お父さん犬)が増えている点です。

これは、多様な商品を扱うプラットフォームにおいて、キャラクターが特定のイメージに染まりすぎず、ブランド全体の「洗練」と「親和性」を両立させる高度な戦略といえます。

  • BtoBの「青・緑」への集中
    IT・インフラ・金融系キャラクターがこのエリアに固まっており、業界としての「正解」が明確です。
  • BtoCの「赤・黄」の多様性
    食品から小売、金融(地銀・共済)まで幅広く、ユーザーの「視覚的な誘目性(見つけやすさ)」を重視していることがわかります。
  • 無彩色の戦略性
    EC(楽天)、交通(東急、スターフライヤー)、行政(デジタル庁)など、特定のイメージを押し付けすぎず、生活に溶け込む・洗練された立ち位置を狙う際にBtoCでも多用されています。

BtoB企業でも「親しみやすさ」を出すために黄色を採用したり(日本M&Aセンターのひょうか犬など)、BtoCでもあえて無彩色で高級感を出すなど、セオリーを外したカラー採用も増えています。
ターゲットの属性だけでなく、「どのような心理状態でサービスに触れてほしいか」から逆算するのも一手といえそうです。

業界によって好まれる色は違う?

業界ごとに(もはや業界に限らない部分もありますが)、定石とも言えるカラーチャートが見受けられます。

  • 金融・証券・インフラ
    「青」「緑」が圧倒的(銀行各社、東京ガス、JRなど)。
    ミスが許されない、安定性が命の業界では、これら寒色系・中間色がユーザーに安心感を与えます。
  • 食品・飲食
    「赤」「黄色」が中心(不二家、日清、ミスドなど)。
    人間の本能である食欲に直接訴えかけ、元気で明るい食卓をイメージさせます。
  • IT系
    「青」「紫」「無彩色」が目立ちます(Docker、GitHub、Twitchなど)。
    先進性やクリエイティビティを象徴し、理知的なユーザー層に響く色使いがなされています。
  • 公共・自治体・インフラ
    「赤(注意喚起・情熱)」や「緑(調和)」が使われますが、地域性や組織カラーを出すために「紫(明治大学など)」や「多色(ゆるキャラなど)」が使われることも多く、一般企業に比べてどの色も使用されているのが特徴です。

業界の王道色は、言い換えれば「競合が多い色」でもあります。
事例リストにあるように、たとえば銀行業界なら青や緑が並ぶ中で、赤系統を採用しているトマト銀行(トックン)や中国銀行(ももちゅ)は、それだけで強い差別化と記憶への定着が期待できます。

企業名や企業ロゴに特定の名詞が使われている場合は王道にこだわらないなど、どんな印象を抱いてほしいかの判断がキャラクター戦略の第一歩といえます。

補色関係から見るキャラクターの立ち位置

色彩心理学において、単色の効果と同じくらい重要なのが「色の組み合わせ」です。

特に、色相環で正反対に位置する「補色」の関係を理解することは、キャラクターを背景から際立たせ、ユーザーの視線を釘付けにするために欠かせません。

たとえば、ゼスプリ・インターナショナル(キウイブラザーズ・グリーン)

落ち着いた「緑」のボディに対し、手に持つバケツや販促物で「赤」に近い色が組み合わされると、お互いの色が引き立て合い、非常に強いインパクトを与えます。
また、不二家(ペコちゃん)の「赤」と、背景や衣装に使われる「青・緑」系のコントラストも、キャラクターの存在感を引き立たせる典型的な手法です。

補色は正しく使えば「主役感」を引き出せますが、配分を間違えるときつい印象を与えてしまい、ユーザーの目を疲れさせてしまうことも。
メインカラーを7割、補色をアクセントとして1〜2割に抑えるといった引き算が、長く愛されるキャラクターを生む鍵となります。

キャラクターデザインに色彩心理学を落とし込む実践ポイント

ここまで事例を元に色ごとの傾向を探ってきましたが、色彩心理学の知識を知っているだけで終わらせない、キャラクターデザインに落とし込む際のポイントを3つ解説します。

自社・サービスの目的とメインユーザー層を明文化してから逆算的に色を選ぶ

キャラクターの色は「誰に(ターゲット)」「どんな感情を持ってほしいか(目的)」を言葉にすることから始めます。

たとえば、三井住友銀行(ミドすけ)のように誠実さと安心感を届けたいなら緑、東ハト(暴君ハバネロ)のように刺激を伝えたいなら赤、といった具合です。

とはいえ、すでに決まっているコーポレートカラーをメインカラーに採用したいケースが大半だと思います。

そこで大切なのがサブカラーの選定。

たとえば、信頼感のある「青」がコーポレートカラーであっても、キャラクターの小物や衣装に温かみのある「オレンジ」を配置することで、誠実さを保ったまま親しみやすさを演出することができます。

色は「あとから足す」のではなく「最初に縛る」

デザインが形になってから「やっぱりこの色も追加したい」と要素を増やしていくのは、最も避けたいパターンです。

色を増やすほど、そのキャラクターが放つ心理的なメッセージは分散し、結局何が言いたいのかわからないデザインになってしまいます。

一貫性のあるブランドイメージを保つためには、色は初期設定の段階で「縛る」ことが重要です。

たとえキャラクターの名前を覚えていなくても、「あの青いキャラ」「赤い服のあの子」と認識される、強いアイデンティティとなります。

色をあとから足すと、配色全体の統一感が崩れてしまい、デザイン迷子に陥る可能性が高いです。

使用する色を限定することは、一見すると表現の幅を狭めるように感じるかもしれませんが、最初に決めたメインカラーを守ることが、ブランドや世界観の一貫性を保つことに繋がるのです。

競合が少ない色=チャンスとは限らない?

企業キャラクターにおいても競合と差別化するために、使用率の低い色に注目するのは一つの手です。

前述のとおり「紫」や「黒」を使う企業キャラは少ないので、これらを採用すると視覚的に違いをアピールできる可能性があります。

ただ、競合が少ない色=チャンスとは限りません。

たとえば清潔感が第一とされる医療・衛生分野で、あえて濁った色をメインに据えるのは、差別化ではなくリスクになりかねません。

王道のカラーが飽和している業界で違いを出したいなら、単に別の色を探すのではなく、色の明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)を調整して独自のトーンを作り出す方がリスクを低く抑えられます。

また、少数派カラーで成功するためには、「なぜその色なのか」を明確に示すストーリー性がより重要です。

トマト銀行(トックン)のように、金融業界で赤を採用するのは一見珍しいですが、トマトというモチーフと社名に紐づいた一貫したストーリーがあれば、競合のいない色は武器に変わるでしょう。

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キャラクターデザインのご相談はジーアングルまで

ジーアングルでは年間3,500件を超える圧倒的な制作実績と、20年以上にわたるエンタメ・ゲーム業界での知見を活かしたキャラクターデザインを提供しています。

単に「見栄えの良いキャラクター」を作るだけでなく、全体の色バランスと企業・ブランドのトーン&マナー、そして競合とのポジショニングをふまえたご提案からお任せください。

その後の動画制作やグッズ展開、PR活動までワンストップでサポートいたします。

「キャラクターを作りたいけれど、どこから考えればいいかわからない」
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といった検討段階でのご相談も大歓迎です。

貴社の想いを形にする最適なキャラクターを伴走して作り上げます。お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

キャラクター制作において、色彩心理学は単なるデザインの知識ではなく、ブランドのメッセージを届けるための戦略です。

色が持つ心理的効果を正しく理解し、ターゲットや業界の特性、さらにはコーポレートカラーとの調和を考慮した「根拠ある色選び」を行うことで、キャラクターは企業の強力な武器となります。

キャラクターは作って終わりではありません。
SNSや動画、Webサイトなど、あらゆる接点を通じてファンを増やしていく存在です。

ぜひ本記事を参考に、色という側面からキャラクター活用を考えてみてくださいね。

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