VTuberを活用したビジネスとは?企業公式VTuberの活用方法を解説

みなさんこんにちは。
ジーアングル バーチャルコンテンツ事業部ディレクターのなまずです。

今回はさまざまなメディアに活躍の場が広がっているVTuberについて、企業が活用すべき『VTuberビジネス』をご紹介します🎶

近年、VTuberの活動範囲はYouTubeの枠を越えて、テレビCMや企業広告などにもわたり、今や芸能人やSNSインフルエンサーと同程度のPR効果をもたらすとして、様々な業界で注目されています。

VTuberを自社のマーケティングに活用することを検討している、企業担当者は是非ご覧ください!

目次

VTuberビジネスの活用パターン

実際にVTuberを活用したビジネスの手法について2点解説いたします。

人気のVTuberを起用して製品やサービスをPRする

1つ目は、既に人気のVTuberを起用するという選択肢です。

人気のあるVTuberには、すでに一定数のファンやフォロワーがいるので、特にマーケティングや広告施策をしなくとも、膨大な数のファンに自社の商品やサービスを宣伝できるというメリットがあります。

また、キャラクターのデザイン制作や運用の手間もないというメリットもありますね。しかし若年層をターゲットとした宣伝キャラクターとしての活躍は著しく、人気VTuberの起用権を獲得するためには、高い依頼料が必要です。

また人気VTuberと自社の商品やサービスの親和性が悪いと、期待通りのPR効果が出ない可能性がある点にも注意が必要です!

既存の自社キャラクターや従業員をVTuberとしてデビューさせる『企業公式VTuber』

2つ目は自社だけのオリジナルVTuberを生み出す方法です。

2019年から2020年にかけて、多くの企業がVTuberを広告塔として製品やサービスをPRする動きが注目を集めました。

しかし近年(2024年3月時点)では企業独自でVTuberをプロデュースすることによって誕生する『企業公式VTuber』が増えています!

以下では、独自で制作した企業公式VTuberの魅力や活用方法について解説いたします。

企業が独自のVTuberを活用するメリットとは?

人気VTuberが企業とタイアップするだけでなく、企業が独自のVTuberを生み出す「企業公式VTuber」の動きも活発化しています。

そんな企業公式VTuberをマーケティング戦略として活用すべき理由とはなんでしょうか?

企業のブランドイメージをストレートに反映できる

自社でVTuberをプロデュースすれば、その企業の色にあったキャラクターを生み出すことができます。

代表的な企業公式VTuberの例として、2021年にはNetflix日本法人が、公式バーチャルYouTuber(VTuber)「N子(エヌコ)・メイ・黒野」を発表しました。

出典:https://youtu.be/pTF_b_9q5o8

製品やサービス、自社の理想イメージなどをVTuberのキャラクター特性を生かして、ユーザーにダイレクトに伝えることができます。

また自社の社員が中の人を担当する場合は、既にコンテンツを熟知しているため、製品やサービスの良さを余すことなくアピールできるのが魅力ですね!

商品やサービスのイメージアップ

企業のオンラインイベントやウェビナーのホストとして、VTuberが企業のイベントやキャンペーンに参加したり、商品やサービスを宣伝したりなどタレントとして活躍することが多くなってきています。

VTuberはいわゆるアイドルやアイコンとしての活躍も業界問わず、多く見られています。

また企業がVTuberを使ってブランドを宣伝すると、ユーザーは広告としてではなく、楽しいコンテンツとして受け入れやすくなるでしょう。

新鮮味があるコンテンツが作れる

VTuberを活用したコンテンツは、ユーザーにとって新鮮味がある点も大きなメリットです。

従来は多くの企業が「インフルエンサーを起用して商品をPRする」という施策を行っていましたが、こうした施策はユーザーから見ても「多くの企業が実施しているので見慣れてしまって、新鮮味がない」と捉えられている点も否めません…

一方、VTuberを活用したビジネスは、2018年ごろから徐々に増え始め、2019年以降に本格的に広がった新しいマーケティング手法なので、ユーザーにとって新鮮味のあるコンテンツとして訴求することができます。

企業公式VTuberはマスコットキャラクターの進化系!

いわばVTuberはマスコットキャラクターの進化系と考えるとイメージしやすいかもしれません。

マスコットキャラクターにはなかった新しい価値として、お客様と会話によるコミュニケーションが可能になることが挙げられます。また従来のマスコットキャラクター以上にバーチャルとリアルを横断した活動が可能になります。

例えばYouTubeやSNSでの情報発信やコミュニケーションはもちろん、店頭や展示会での接客やプレゼンテーション、ノベルティやグッズで親しみやすさを提供することも可能です。

“キャラでありながら人であり、人でありながらキャラである”ところが、VTuberの大きな魅力ですね✨

VTuberはこんなビジネスシーンで活用されている!

配信活動だけでなく、実際にビジネスの場でも活躍を見せているVTuberですが、実際にどのようなシーンで活用されているのか、用途に合わせて見ていきましょう。

【1】商品・サービスの販促・PRの実施

VTuberを商品・サービスの宣伝に活用することで、ファンをはじめとした多くの層に商品の認知を広げられる狙いがあります。

まずは最もイメージを持ちやすい、商品やサービスをPRする際の活用事例をご紹介します💡

・サントリー公式VTuberの燦鳥ノム

出典:3分でわかる燦鳥ノム【サントリー公式バーチャルYouTuber】

サントリーホールディングス株式会社」が、公式VTuberとして「燦鳥ノム」さんを発表。サントリー製品のレビューに加えて、歌やゲーム実況など幅広く活動しています。

他のVTuberと同じくフルモデルで動くキャラクターによって動画を撮影していますが、サントリー公式VTuberだけあって毎回何かしらの飲み物を用意してor飲んでから撮影に臨んでおり、自社製品の宣伝が必ず入ります。

そしてその時飲む飲料のペットボトルもきちんと3Dモデルが作られており、燦鳥ノムが手に持って飲むところが実際に見られます。細かいところまでこだわりが感じられますね✨

【2】VTuberコラボ企画の実施

次に他業界との面白いコラボ事例についてご紹介します💡

今までは大手事務所などとのコラボが多かったのですが、最近ではお互いに影響力のある企業同士がコラボすることで、今までアプローチできなかった層に両社が認知を広げている例も少なくありません。

・プロeスポーツチーム「REJECT」所属天鬼ぷるる×高速光回線サービス「NURO(ニューロ)光」

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000050979.html

プロeスポーツチーム「REJECT」を運営する株式会社REJECTは、所属するVTuber天鬼ぷるるを起用し、「あなたのぷるるを、解き放つ――。」と題したソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する高速光回線サービス「NURO(ニューロ)光」とのコラボ企画を実施しました。

またNURO回線を利用してぷるるを含む人気ストリーマー・プロ格闘ゲーマー8名が参加するイベント「騒音カップ powered by NURO 光」を開催されました。

【3】広報・公式キャラクターとしての活用

VTuberが企業や自治体・イベントの広報や公認・公式キャラクターを務めた事例についてもご紹介します💡

今はVTuberの推しがいる人も少なくありませんよね。

若い世代に興味・関心を持ってもらうためにVTuberを起用するという選択肢が増えており、企業にとって宣伝大使としての活用が盛んになっています。

・製薬会社「ロート製薬株式会社」×公式バーチャル社員

出典:https://www.rohto.co.jp/special/0610day/nebaseicocoro/

ロート製薬株式会社」が、公式バーチャル社員として「根羽清ココロ」さんを発表。現在YouTubeなどのSNSを活用しながら「ロート製薬株式会社」や「ロート製薬株式会社」で販売されている商品のPR・広報活動を行っています。

また会社の広報活動以外にも、VTuber活動も並行して行っており、自らのYouTubeチャンネルで雑談配信やゲーム配信を実施し、人気を獲得しています!

企業ブランディングの成功につながるVTuberプロデュースのポイント

このように様々なビジネスシーンで活躍が期待できるVTuberですが、実際に自社でVTuberを生み出す場合、どのような点に注意するのがよいのでしょうか?

興味を惹くストーリーやキャラクター設定を考える

企業公式VTuberを生み出す際は、ユーザーの興味を惹くストーリーや設定を考えましょう。

名前や性格といった基本情報にくわえ、出身地や誕生秘話、家族構成、好きな食べ物などの項目にユニークな要素やユーザーの共感を誘う要素を盛り込みましょう。

また、特定のセリフやポーズ、アクションなどを用いてキャラクターの存在を印象付けるのも効果的です。

企業のイメージやコンセプトに合ったキャラクターデザインを作る

またVTuberを生み出す際において欠かせないのがキャラクターデザインです。

キャラクターデザインは単に見た目が魅力的であるだけではなく、企業のブランドイメージを視覚的に表現する役割を果たします。

キャラクターの名前・デザイン・設定などが企業とかけ離れていると、ユーザーに違和感を持たれるだけでなく、企業や商品のイメージを損なってしまうケースもあります。そうならないように企業のイメージやコンセプトとキャラクターの方向性をすり合わせておきましょう。

信頼できる制作会社を探す

キャラクターの設定やデザインが決まったら、イラストをもとに動けるように、ポーズや表情などをつけたVTuberの3Dモデルをつくっていきます。

その際、VTuberに反映してほしいキャラクターイメージを正確に汲み取って、反映できる制作会社を選びましょう。制作会社によっては、VTuberのキャラクターイメージを伝えることで、デザインから提案してくれる場合もあり、イラストが描けない場合でもまるっと制作をお願いすることが可能です。

初めて自社でVTuberをプロデュースすることになったけど、どうすればいいのかな…
キャラクターのイメージ図はあるけど、実際に形にできず困っている…

などお悩みの方や、VTuberを活用したブランディングに興味がある方はこの記事を参考にVTuberを活用してみましょう。

また今回紹介したポイントを踏まえればあなたの企業に合ったVTuberが企業ブランディングに役立ってくれるはずです。

おわりに

今回は、VTuberを活用したビジネスについて、起用するメリットと具体的な活用事例についてご紹介させていただきました!

企業ブランディング戦略においてVTuberの活用は、さまざまな効果が期待できます。また近年、様々な大手企業がVTuberとのタイアップに動き始めたことからも、VTuberが企業PRで活躍する機会は、今後も増えていくでしょう。

あなたの企業だけのVTuberが多くのシーンで活躍することを楽しみにしています

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