こんにちは!
最近は日本の暑さにすっかり滅入ってしまっている、ジーアングルの映像プロデューサー・テレーシアです。酷暑が続いておりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
今回は思わず心が動いてしまう、「自分らしさ」について問う企業ブランディング映像をご紹介していきます!
『あなたは自分が思うよりもずっと美しい』Doveのブランディングムービー
まずは2012年に、ボディソープなどの製品で知られるブランド、Doveが制作したこの動画をご覧ください。
Doveは自分自身の美しさを過小評価し、自己批判的な見方を持つ多くの女性が存在することに注目。その結果、女性が自身の美しさを認識する方法についての啓発を行おうとしました。
動画内で行われたのは「他者からのイメージを基にしたスケッチの方が、自身がイメージしたスケッチよりも美しく見える」という実験です。
英語では「Real Beauty Sketches」と名付けられたキャンペーンは、その感動的なコンセプトと強力なメッセージにより、大きな反響を呼び、Doveのブランドイメージを大きく向上させたと言われています。
『肌から考える個性の授業』資生堂のブランディングムービー
続いては、化粧品メーカーとして世界的に知られる資生堂の、2018年のキャンペーン動画を見てみましょう。
「個性」や「自分らしさ」といった、通常の授業ではなかなか教えづらいテーマを直感的に学ぶことができる、資生堂の「My Crayon Project」。
世界にただ一つのクレヨンで描かれた子どもたちの絵を通して、改めて私たちも「自分らしさ」について考えてみたくなる素晴らしいキャンペーンですよね。
まとめ:なぜブランディングに「自分らしさ」というテーマが用いられるのか
Doveと資生堂の「自分らしさ」に訴えかけるコンテンツをご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。なぜこのようなコンセプトのキャンペーンが、ブランディングに効果的なのかを考えてみました。
- 「共感」の喚起
現代の消費者は、自分の価値観や信念に合致するブランドに寄り添いたい、と考える傾向が強いと言われています。ブランドのメッセージを発信することで、「私もそう思っていた」という共感を呼び起こすことが、大きなアドバンテージになります。 - エンゲージメントの増加
社会的な問題に焦点を当てたコンテンツを発信すると、「共感」した消費者は、そのメッセージを「共有」したくなるのも近年の傾向です。特にSNSに顕著で、顧客とのエンゲージメントに適したアプローチと言えます。 - 新規顧客の獲得
「共感」と「共有」が揃ったコンテンツは話題を呼び、メディアからの注目も集めることがあります。社会的なメッセージがメディアを通して多くの人々に浸透し、企業や商品の信頼度を高めてくれます。
このようなポイントを踏まえ、ありのままの自分を肯定してくれるメッセージである「自分らしさ」というテーマが、ブランディングに多く用いられるようになったのではないでしょうか。
ジーアングルの映像チームも、こういった海外のブランディングトレンドやマーケティングを日々研究したプロデューサー・ディレクターが、企業やサービスの課題解決に最適な「グッと心が動く」動画コンテンツをご提供しております。ぜひ下記バナーよりHPをご確認ください。

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