声優、アナウンサー、ナレーターの違いは?用途に合わせて依頼しよう

声優、アナウンサー、ナレーターの違い

声優、アナウンサー、ナレーターは声を使って表現する職業です。最近では、声だけではなくメディアでの露出も増え、幅広く活躍している方も目にします。しかし、視聴者だけでなく声の仕事を依頼する立場の人も、それぞれの違いを具体的に把握していないというケースもあるでしょう。

そこで今回は「声優、アナウンサー、ナレーターの違い」について、分かりやすくご紹介します。それぞれどのような役割を担っているのか、ギャラの違いはあるのかなど解説していくので、声優やナレーションの依頼を考えている方はぜひこの機会にチェックしてみてください。

目次

声優、アナウンサー、ナレーター、それぞれの違い

それぞれの違い声優、アナウンサー、ナレーターの違いはどこにあるのでしょうか。実は、それぞれ求められる役割が異なるのです。

ここでは、それぞれの違いについてご紹介します。

声優とは

まず、声優は声で演じる職業であり、ボイスアクターと呼ばれることもあります。役に対して感情移入することが非常に大切で、その役になりきらなければなりません。高いレベルの表現力と演技力が求められる職業です。

アナウンサーとは

アナウンサーは、情報を分かりやすく伝えることを基本にしており、正しい日本語を用いながら冷静に話すことが求められます。また、情報を日本中の多くの方に伝える立場にあるため、社会的影響力は大きく責任も重大です。文法や言葉のアクセントはもちろん、不適切な言葉を使用しない配慮や、社会の常識が身についています。

ナレーターとは

アナウンサーと声優を合わせたものが、ナレーターです。アナウンサーのように正確な情報を告知する技術に加え、声優のような表現力、演技力で人を引き付けるような魅力的な声が求められます。しかし、ナレーターはキャラクターを演じるわけではありません。声を使って躍動感を演出しつつ、視聴者の心に深く届けるために、状況に応じた声の出し方、表現力を持っています。場面に応じて表現方法を変化させる表現力の豊かさと、幅広い知識や文書を理解する読解力もあるでしょう。

それぞれが活躍するシーンとは?

それぞれが活躍するシーン

声優が活躍するシーン

声優はアニメ作品のキャラクターや、洋画・海外ドラマの登場人物の吹き替えが主な仕事です。しかし、声優の仕事は幅広くテレビドラマや番組のナレーション、歌手やイベントの司会、DJ、さらには俳優として活動をしている方もいます。最近では、テレビゲームやパソコン、携帯ゲームに声優が出演する機会もあるようです。

アナウンサーが活躍するシーン

アナウンサーは、報道番組でニュースを伝える、スポーツ実況中継、インタビュー、番組の司会、取材現場からのレポートなどが主な活躍シーンになります。仕事は原稿を読むだけではなく、番組の進行状況によって時間調節を行ったり、番組の企画で取材を行ったりすることもあるでしょう。また、放送業務の他に各種の式典やイベント、冠婚葬祭での進行役を務めることもあります。このように、さまざまなシチュエーションで情報を伝える役割がアナウンサーです。

ナレーターが活躍するシーン

ナレーターは、映像に合わせてナレーションを入れることが主な仕事になります。バラエティ番組やドキュメンタリー、ニュース番組内のナレーションに加え、VPなど企業向けのナレーションや朗読で活躍することが多いでしょう。その他にも、駅や銀行で流れる自動音声の元となるナレーションなど、活躍する場は多岐にわたります。ナレーターの仕事は、声のトーンや間の取り方を考えた演出をするため、耳馴染みがある声で人を引き付ける語り手といえるでしょう。

声優、アナウンサー、ナレーターのギャラに違いはあるの?

声優、アナウンサー、ナレーターは専門とする役割が異なる別職種のため、当然「ギャラ(報酬・給与)」も異なります。

それぞれの職業のギャラについて、どのような違いがあるのでしょうか。簡潔に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

声優

事務所に所属している声優は月給制ではなく、歩合制であるケースが多いです。
ギャラの相場は30分アニメで例えると、「1本で1万5000円から4万5000円ほど」と言われています。

しかし、声優個人の実力や人気に伴いギャラは上昇する傾向にあります。そのため低予算で済ませたい場合は、比較的ギャラの安い新人声優や専門学生などに依頼するのも一案でしょう。

アナウンサー

アナウンサーはテレビ局やラジオ局に雇用されている正社員が多く、主に月給制となっています。そのため一般的な会社員と同様に、毎月決まった収入がある点が声優、ナレーターとの違いといえるでしょう。

しかし、フリーランスとして活躍するアナウンサーの場合は、案件1本ごとでギャラが発生することがあり、声優やナレーターのギャラ事情と似た側面も持っています。

ナレーター

ナレーターのギャラは声優と同様に歩合制であるケースが大半です。仕事1本単位で報酬が発生し、スキルや実力によってその金額は上昇します。また、読み上げる文字数や拘束時間などに応じてギャラが変動することもあるため、ナレーターもギャラの相場は幅広いといえるでしょう。

声優を起用したプロモーションが増加

声優、アナウンサー、ナレーターの違いをここまで紹介してきましたが、声優のアイドル化・タレント化が進む昨今において、声優がアナウンサー、ナレーターとして抜擢されることも珍しくなくなってきました。

バラエティ番組のナレーションであったり、朝のワイドショーのゲストアナウンサーであったり、人気声優を起用したプロモーションを年々目にする機会が多くなっています。

その一方で、「ナレーションはナレーターに任せるべきだ」という意見もあり、流行っているからと言ってキャスティングを行った場合、批判の的にされる可能性も否定できません。

したがって声の仕事を依頼する際は、「どのターゲット」に「何を伝えたいか」を念頭に置いて検討する必要があるといえるでしょう。

声に関するキャスティングはジーアングルへ

声優、アナウンサー、ナレーターの違いを理解したとしても、用途や予算に合わせて適切なキャスティングを行うのはとても大変です。場合によっては、実績がある専門の制作会社に依頼することも考えなければならないでしょう。

音声に関する制作会社をお探しの場合は、多くのキャスティング実績を誇る『ジーアングル(G-angle)』を候補にしてみてはいかがでしょうか。

『ジーアングル』では声優や約100名を超える所属ナレーターを、ニーズやコンセプトに合わせてキャスティング可能。自社スタジオでの収録もできるため、キャスティングから音声収録、編集まで一括で任せられるのが大きな魅力です。

また、ナレーションに関しては20言語以上に対応しているため、グローバルな依頼でも問題ありません。さらに近年、継続的な人気を誇るASMRコンテンツも高品質で制作も可能です。

「コンテンツ制作のキャスティングに不安がある」

「複数の声優プロダクションに交渉するのが面倒」

「制作進行に費やすリソースを押さえたい」

上記のような“声の仕事に対する悩み”を持っている方は、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

ナレーションについて詳しくはこちら

おわりに

今回は、声優、アナウンサー、ナレーターの違いや、それぞれのギャラ事情、昨今の声優プロモーションの傾向などをご紹介しました。声を扱う職業でも、得意とする表現方法や役割が異なり、声優アイドル化の傾向を加味したキャスティングとそのリスクを考慮しなければなりません。そのため、コンテンツの「ターゲット」や「コンセプト」などを明確にし、用途に合わせた適切な依頼が重要になるでしょう。

またコンテンツの魅力や成果を最大限に引き出すために、コンテンツ制作のプロフェッショナルが集まった制作会社に相談するのも有効な手段です。キャスティングをはじめ、声の仕事に関する悩みを持っている場合は、専門の制作会社に相談してみると良いでしょう。

ナレーション制作実績多数のジーアングルには100名近いナレーターが所属。イメージにあわせたキャスティングから収録、原稿作成までサポートいたします。
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