バーチャルYoutuber(Vtuber)とは?注目される背景や将来性、活用方法を紹介

バーチャルYoutuber(Vtuber)とは?注目される背景や将来性、活用方法を紹介

ここ数年で、バーチャルYoutuber(Vtuber)がインフルエンサーとして注目を集めています。一般的なYouTuberとは異なり、アバターを使ったバーチャルYoutuberは、さまざまなところで活用されています。バーチャルYoutuberとは、具体的にどのようなYoutuberなのか気になる方もいるでしょう。
そこで今回は、バーチャルYoutuberについて、注目される背景や将来性、活用方法についてご紹介します。

目次

Vtuberとは

Vtuberとは、「Virtual Youtuber(バーチャル ユーチューバー)」の略で、仮想のキャラクターを利用してYouTubeに動画投稿を行っている方のことを指します。
仮想のキャラクターは、2次元の平面イラストを基に作成した2Dタイプ、または3次元モデルを基にした3Dタイプで作成します。
最近では、YouTubeだけの活動に留まらず、他の動画配信サイトでの活動をするVtuber も多くみられ、YouTubeのみで活動するといった定義は存在していないようです。
Vtuberの動作は、人間の動きをモーションキャプチャで反映させます。声も人が演じていて、仮想のキャラクターではあるもののリアリティがあります。

Vtuberが注目されるようになった背景

バーチャルYoutuber(Vtuber)とは?注目される背景や将来性、活用方法を紹介

Vtuberは、一般的なYouTuberのように顔出しする必要がありません。中の人の姿が分からないため、スキャンダルも起きにくいともいわれています。
スキャンダルはイメージダウンにもつながることもあり、Vtuberはそのリスクが少ないとされています。イメージダウンがしにくいことから、スポンサーがつきやすく、ファンが離れていくこともありません。

有名なVtuber

・キズナアイ

You Tube以外のメディアでも取り上げられたことのあるキズナアイは、国内ではじめにバーチャルYouTuberを名乗り出したことから、Vtuberの代表ともいえます。日本だけではなく、海外でも人気のあるVtuberです。2022年2月26日より成長していくことを目標としたアップデートをするため、無期限活動休止となっています。

キズナアイ公式サイト

・輝夜月

独特なキャラで人気を集めているのが輝夜月です。声と動画ネタが特徴的で、企業とのタイアップも行ったことのあるVtuberです。現在はオフィシャルファンクラブが停止され、サービスが終了となっています。

輝夜月公式サイト

・ミライアカリ

Vtuberのミライアカリは、キャラクターデザインは初音ミクなどを手掛けている方が担当。2017年10月ごろから活動していて視聴者が親近感を覚えるキャラクターで人気を集めています。

ミライアカリ公式サイト

・電脳少女シロ

登録者数67万人を持つ「電脳少女シロ」は、地上波でレギュラー番組をもったこともあるVtuberです。イルカの鳴き声のような笑い声が特徴、語学が堪能であり、ゲームの実況プレイも行っています。

・月ノ美兎(つきのみと)

キズナアイやミライアカリなど初期のVtuberが3DCGだったのに対して、平面イラストを使ったVtuberとして有名なのが、にじさんじプロジェクトの月ノ美兎(つきのみと)です。月ノ美兎を始めとしたVtuberプロジェクト「にじさんじ」のバーチャルライバー(Vtuber)の登場によりLive2Dを使用した動く平面イラストのVtuberが急増しました。

Vtuber業界の動向

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次に、Vtuber業界の動向を見ていきましょう。

・2016年に個人の有名Vtuberが誕生

人気Vtuberのキズナアイは2016年11月から動画投稿を開始しています。初のバーチャルYouTuberを名乗ったことから、ここがVtuberのはじまりともいわれています。
キズナアイは、当初から頻繁に動画を投稿していたことから話題を集めました。それだけではなく、英語の字幕をつけたことにより海外のファンも獲得しています。さらに翌年の2017年から次々にVtuberが登場し、爆発的に流行していきました。当初は「Vtuber=キズナアイ」という認識でしたが、現在では総称として認識されています。

・Vtuber所属事務所が設立され「企業」の参入

Vtuberをプロデュースする事務所も登場し、企業も参入し始めるようになりました。企業勢として有名なのは、カバー株式会社の「ホロライブプロダクション」やANYCOLOR株式会社の「にじさんじプロジェクト」です。
企業がプロデュースすることによってVtuberがより再生回数やチャンネル登録者数が伸びるようになり、Vtuber界隈をさらに盛り上げるようになったといわれています。

・大手企業所属のVtuberも誕生

大手企業がVtuberを活用しはじめ、大手企業に所属するVtuberも誕生するようになりました。例えば、サントリー公式のVtuberとして燦鳥ノムがいます。企業の商品を紹介するだけではなく、ゲーム実況や歌ってみたなどYou Tubeでは人気の動画投稿も行っています。他にもサンリオが自社のキャラクターをVtuber化させています。

・アニメやゲームのキャラクターもVtuberへ参入

アニメやゲームの既存のキャラクターもVtuber化をする流れも増えました。
例えば、IDOLM@STERやシスター・プリンセス、ウマ娘など、実際に登場するキャラクターをVtuberにし、アニメやゲームの宣伝を行っています。Vtuberへ参入することで、新しい客層が獲得できるとされています。

・配信者やイラストレーターが自身をVtuber化

イラストレーターが自身をVtuber化しているケースもあります。イラストレーターが自画像を元にLive2Dを作成し、Vtuberとしてデビュー。また、声だけで配信していた配信者をバーチャル化し、Vtuberとしてデビューしているパターンもあります。

今やVtuberは個人を表現するアバターとしての活用や、企業のマーケティングにおいて珍しいものではなくなりつつあります。

今後のVtuberの将来性

Vtuber業界は、今後どうなるのでしょうか。
ここでは、今後のVtuberの将来性についてご紹介します。

・市場規模は今後も拡大すると予想される

Vtuber業界は、2018年から6倍にまで成長したといわれています。この勢いは止まらず今後も拡大すると予想されています。理由として、Vtuberは国内だけにとどまらず、海外でも人気です。YouTubeのさまざまなデータを収集・公開しているWebサイト「Playborad」 が2021年におけるVtuberへのスーパーチャット(投げ銭)の総計を公開しました。2020年と同様に世界中のYouTubeチャンネルの中でもVtuberがスーパーチャットランキングの上位を占めています。配信業界におけるVtuberの盛り上がりは世界規模で今もなお健在といえるでしょう。また、Vtuberの特徴として、リアル(対面)というよりもオンラインでイベントが多いため、昨今の世界情勢にも影響が少ないと考えられます。

・企業とのタイアップ増加

有名Vtuberを起用したキャンペーンなど、企業の広告として採用するケースが増えてきています。Vtuberの動画内で商品を紹介してもらい、商品を宣伝する方法です。キャンペーンなど短期間や期間限定での起用というケースが多く、このような企業とのタイアップは今後も増加していくことでしょう。

・動画以外の活動も増加が予想される

近年、動画以外にもライブ活動を行っているVtuberも増えてきています。所属事務所主催で行われることもあります。Vtuberのライブ活動は、所属事務所側からすると広告収入以外の収入が確保できるとして、注目されているビジネスモデルです。今後も動画以外の活動も増えていくことでしょう。

・企業だけにとどまらず自治体でも活用される

企業とのタイアップだけではなく自治体でも活用されています。地域の魅力を伝えるために、Vtuberを活用して観光スポットや名産品などを紹介。動画を通じて、さまざまな世代に地域の魅力をPRしています。

企業のVtuber活用方法・例

バーチャルYoutuber(Vtuber)とは?注目される背景や将来性、活用方法を紹介

企業のPRとして活用できるVtuber。ここでは、企業の活用方法や例を見ていきましょう。

・自社Vtuberを作成

自社でVtuberを作り、動画を配信していく方法です。自社のブランドに合ったキャラクターを作ることができます。活動内容や契約期間に縛りがないため、長期活用に向いているでしょう。1から制作するため、細部まで設定にこだわることができますが、キャラクターの作成に時間がかかる場合もあります。

・既存キャラクターのVtuber化

すでに企業のキャラクターがいる場合、それをVtuber化するのもおすすめです。Vtubeは、3Dで立体的にすることもでき、トークを交えての商品紹介などができます。
キャラクターがVtuber化しリアリティが増すことで、キャラクターをより身近に感じてもらうことができるでしょう。すでに認知されているため、配信開始から話題を集めることも可能です。キャラクターが確率していることから1から制作するよりも作成の手間が省けます。

・Vtuberとのタイアップ

Vtuberとタイアップをして企業の商品を宣伝する方法もあります。人気のVtuberであれば、Vtuberのファンへ自社の商品・サービスを認知させるインフルエンサーとして活用が可能です。;活動内容や契約期間に縛りがあるため、キャンペーンやテレビCMなど短期活用に向いています。

・Vtuberの作り方・なり方

Vtuberの作り方には、いくつかの方法があります。
まず挙げられるのが、自身で作る方法です。最近は、Vtuber(アバター)が作れるアプリがリリースされていて、簡単に作ることができます。

次に、キャラクターデザインやモデリングを専門の会社に依頼する方法です。プロにキャラクターデザインやモデリングをしてもらうため、細部までこだわりが行き届いたクオリティーの高いキャラクター制作が可能です。
また、企業所属のVtuberになりたい方は事務所がオーディションを開催しているため、それに応募をしてVtuberになる方法もあります。

Vtuberの制作ならジーアングルへ

企業の新しい顔としてVtuberを取り入れたい、既存のキャラクターをVtuberにしたいなど、Vtuberの活用を考えている方もいらっしゃるでしょう。
ジーアングルでは、Vtuberの制作を行っております。モデリングは、2D・3Dどちらも対応しています。キャラクターデザインからモデリングまで行っておりますので、ぜひご相談ください。

ジーアングルの作品実績等はこちら

まとめ

今回は、バーチャルYoutuber(Vtuber)についてご紹介しました。Vtuberは、仮想のキャラクターではありますが、声も動作も人が演じていることから一般的なアニメよりもリアリティがあります。活動内容や契約による制約などが少ないことから、インフルエンサーとしても注目されています。今後も、Vtuberなどが活躍する動画市場は拡大していくと予想されているため、企業のマーケティングとしても有効でしょう。

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